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能登、金沢、石川

今年の1月1日、能登半島を大きな地震が襲いました。
本来平和であるべき元日の悲劇、人間の勝手など森羅万象の前には一切通用しないのだと思い知らされ、自分という存在の無力さにただ打ちひしがれるのみでした。

その1週間後、仕事の関係で能登半島を伺いましたが、道は寸断し建物は倒れ、インフラは壊滅していました。
日頃あって当たり前な電気、水道、ガス、道路…トイレに行ける、お風呂に入れる、暖かい布団で寝られる、全てを贅沢に感じ、被災された方々の苦しみをよそに自分はこんなことをして良いのだろうか、と悩んだことを昨日のことのように思い出します。

そしてつい先日、ようやく金沢の21世紀美術館が再開になったと聞きました。
金沢は能登半島に比べるとまだ被害が少なかった方ですが、それでも金沢城公園はじめ各所は臨時休業を余儀なくされました。

10数年前に初めて訪問したときから石川はとても好きな地です。
あまり晴れている日に当たったこともありませんが、それもまた北陸の特徴です。

大丈夫だとか自分達が付いているとか、そんな軽々しい言葉は決して発せませんが、それでもやはり少しずつでも復興の道を歩んでいければ、そして本当にわずかな力だとしてもその手助けができれば、本心からそう思います。

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