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MR削減に関して


はじめに

 第4弾は前回に続いて製薬会社です!企業分析ではなく、MRの人数が削減されていることについて書いていければなと思います。
 毎週続けることを目標にしているので多少クオリティー低くても許してください(笑)
 最後まで読んでいただけると幸いです!


1 MR淘汰

 そもそもMRをご存知でしょうか…?すごくざっくり言うと、医者に向けて自社の薬の説明をする仕事です。薬を売り込んではいけないが、この薬にすると病院に取っていいですよと言うスタンスで営業をしています。よく、究極の営業とか言われたりしているらしいです。
 さて、そんなMRですが人数の大幅な削減が進んでいます。

 事実として、世の中の流れとしてMRの人数が削減されていることがよくわかります。武田薬品工業とアステラスは以前にもリストラを行ったのに、さらに追加でリストラを検討しています。

 さらには、東洋経済でも淘汰されると言われています。

 MR淘汰の一因として「エムスリー」や「メドレー」といったウェブで医薬品に関する情報を提供する企業の出現が挙げられます。オンラインでMRが提供していた情報を提供できています。
 その仕組みは、製薬会社が手数料を支払いエムスリーのサイトに情報を載せてもらうと言うものです。

 2014年からのエムスリーの成長度合いを見てみましょう。

(有価証券報告書をもとに作成)

 売上収益、営業利益共に年々成長しているのがわかります。医師の登録者数も全医師の92%にあたる30万人を超えています。医師が増えれば増えるほど、製薬会社も情報を載せると考えられるので、今後も引き続き成長していきそうです。

 製薬会社は多額の費用をかけてMRを雇うよりもエムスリーを利用して情報を伝えた方が費用対効果が良くなります。次の章の図を見ればわかりますが、従業員一人当たりの人件費はどの会社も1000万を超えています。製薬会社がエムスリーに支払う手数料を調べても出てこなかったので、この記事を参考にしたのですが、現状よりもかなり支出を抑えられることが読み取れました。



 ただ、新薬などに関しては確実な情報を伝えるためにMRが未だ必要であると言えそうなので、最低限の人数は確保されるのかなと思います。完全になくなることはなさそうですね。


2 大手3社の従業員の動向

 さて、ここで一度大手3社の従業員の動向を見てみましょう。


アステラス製薬

(有価証券報告書をもとに作成)

武田薬品工業

(有価証券報告書をもとに作成)

第一三共

(有価証券報告書をもとに作成)

※人数は単位一人、金額のところが百万円

 アステラス製薬と武田薬品工業は大リストラが2018年から2019年にかけて行われていたことがわかります。第一三共は特にリストラの様子が見えません。一人当たりの人件費がかなり高額であることがわかります。製薬会社がMRをリストラしたくなる気持ちが理解できますね…笑


3 まとめ

 最後まで読んでくださりありがとうございました!最近、なんのネタにしようかなと悩むことが増えてきました。色々とインプットしてきたつもりでしたが、中々形にしようとすると難しいですね…。
 次回は普段読んでいる新聞から書きやすいネタを見つけて、書いていこうと思います。

 引き続き読んでくれる人がいると嬉しいです!次回もよろしくお願いします〜


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