宮野真守という男 ー星野源ANNゲスト出演回視聴レポートー
- シリーズ 趣味を語る 番外編 -
最近、卒論の作業のお供にラジオをよく聞く。
その中で、昨日の星野源ANNを視聴したのだが、面白すぎて作業が進まないという事態に見舞われた。
と言うのも、この回の放送には声優の宮野真守がゲストで出演したのである。
特に、名物コーナー「雅マモルの恋はホップステップジャンプ」が最高に面白かった。
触れてはいけないメタ的な部分にしっかり触れる星野源と、それにしっかり対応する(できていない)雅マモル(というか宮野真守)の掛け合いが素晴らしかった。
何よりも、宮野真守自身も雅マモルのキャラを未だに掴みきれていないことを、コーナー前に吐露していたのが面白すぎた。
宮野真守を見ていると、彼のバラエティ能力の異常な高さを様々な場面で感じる。
アニメファン・声優ファンからは「存在がうるさい(褒め言葉)」とか「顔がうるさい(褒め言葉)」とか言われることもあるが、顔が見えないラジオ番組であっても、その存在感の大きさをひしひしと感じた。
存在感というのは顔の大きさのことを言っている訳では決してない。
彼の面白さというのは「全力でふざける」という所にあると思うし、昨日の番組の中でも宮野自身がそれを語っていた。
実際、宮野が出演する作品のイベントや特別番組などは大抵が面白くなる。
宮野自身が率先してピエロを演じることで、それに乗っかるもよし、ツッコミを入れるもよし、別のボケを被せるもよし、逆にイジってもよし、という他の出演者にとってもおいしい状況が作り出されるのだろう。
今回のラジオに限っては、星野源がいつもの落ち着いた口調でイジり、宮野真守がそれを返していくという構図が多かった。
ファンの側からしても、宮野が出演するバラエティ番組はどこか安心して見ていられる。
しかしながら、ドラマ「半沢直樹」への出演が告知された時の正直な僕の感想は「あんなに顔がうるさい(褒め言葉)人がそんなシリアスなドラマに出て大丈夫か?」だった。
実際の放送は見ていないので何とも言えないのだが、そんなに出演シーンが長くなく、セリフも名前を呼ばれて返事をしただけだったらしく、何故かホッとした。
最近では声優がドラマやバラエティに出演することも少なくない。
その中で、遺憾無くその能力の高さを見せつけ、かつ不確定な化学反応を、良い方向に引き起こしうる宮野真守の存在は、非常に大きなものであると言えるだろう。
ラジオリスナーからのメールにもあったが、"雅マモルのANN" が実現するならぜひ聴いてみたいと思う。