見出し画像

♡死ぬのが怖い♡

ドーモ、タイラダでんです。よくいらっしゃいましたね。

ここ数日、「なぜ僕はまだ生きているのだろう……人体の不思議……」と口から言葉がまろびでてしまうような忙しさでしたが、ようやく一息つくことができました。

僕のオシゴトには年に何度かそういう時期があって、その度に「まだ生きている……奇跡……」などと考えてしまいます。

そんなときいつも「奇蹟/ミラクル(1989年公開/主演:ジャッキー・チェン)」という映画のことを思い出してしまいます。

ですが、それは今回の話と全く関係ないので、とりあえずおいておくこととします。

さて、「もう死んじゃう」みたいなことをホイホイ安易に考えてしまう僕ですが、子供のころの昔から「死」というものに関して異常なほどの恐れを持っていました

たとえば僕は飛行機というものが苦手です。以前も「高所恐怖症で飛行機が苦手なので海外旅行に二の足を踏んでしまう」などということを書きました。

ではなぜ怖いのかと言うと、それは高所が「死」を強烈に想像させてくるからなのです。

僕が高いところに上がって、そこから下など見たとしましょう。その途端、心の声がガンガン響いてくるのです。曰く「落ちたら死ぬよ」「死なないまでも半身不随ぐらいは確定だな」「何にせよ無事では済まないぞ」「めちゃめちゃ痛そうだな」「なんか吸い込まれそう」……などなど

その声に恐れをなして一歩下がったとしましょう。そうすると心の声はこうささやきだします。「でも、今立っている足場が崩れたらおしまいだよね?」「コンクリートだって鉄骨だって劣化するんだよ」「諸行無常。形あるものはいつか壊れる。その瞬間がいま来ないと、一体誰が言い切れるのか?」

東京タワーや鳴門大橋において、下が透けて見える床を考案した人間には真剣に呪いをかけました。およそ人の発想とは思えぬ……! 鬼畜……! 鬼畜の所業……!!!

我ながらだいぶ頭おかしいと思いますが、事実ですから仕方ありません。

つまるところ、高いところが怖いと言うよりも、逃れられない死を予感させてくるところが怖いのです。死ぬのが怖い。

だって、死んだら何もかも終わりじゃあないですか。

僕の人生には、やりたくてやれていないこと、行きたくて行けていない場所、読みたくて読めていない本、見たくて見られていない映画やアニメ、etc. etc……が山のように積まれています。

もし僕が今この瞬間死んでしまったら、それらに触れることができないままになってしまう。僕はリアリストであるが故のエンタメ愛好者なので、死後の世界というものを一切信じていません。人は死んだら終わりなのです! 後には何も残らない!

だから怖い。

思えば、「小説を書きたい」などと思い続けてきたことの裏側には、そういった死への恐怖、その裏側にある「自分というものが消えて無くなってしまうことへの恐怖」があったのかもしれません。

だからこそ、「自分が確実にこの世に存在したことの証拠」を残したかった。

それは、人によっては歴史に残る事業を成し遂げたり、仕事でビッグサクセスを手に入れたり、またはお子さんを立派に次世代へ育て上げることであったりするでしょう。

残念ながら今の僕にはどれもこれも実現が難しそうですので、せめて小説でどなたかの記憶に残る、本として形に残せるような作品をいつかはモノにしたい、などと思いながら書いております。

まだまだ道は果てしないですがね。それこそ、僕が死ぬまでにたどり着けることやら。精進せねばなりません。

◇いじょうです◇

そんな…旦那悪いっすよアタシなんかに…え、「柄にもなく遠慮するな」ですって? エヘヘ、まあ、そうなんですがネェ…んじゃ、お言葉に甘えて遠慮なくっと…ヘヘ