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【2022年9月14日】Googleコアアップデートの状況に関して
日本時間の9月13日、Googleのコアアップデートがロールアウトされました。(September 2022 core updateのロールアウトを伝えるツイート)
いつもであれば、ロールアウト直後から検索結果が大きく変動しますが、今回のコアアップデートではロールアウト直後の変動は見られませんでした。
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昨日の午前10時の段階で、さまざまな検索結果を調査しましたが、目立った変動は見つけられずの状態でした。
う~ん...いつもだったら、大変動しているはずなんだけどなぁ....
— SEO研究チャンネル (@seolabochannel) September 13, 2022
キーワード単位でSERPs比較分析したが、ほぼ横ばいなんですよね...
特定のサイトは動いているけど、平常時の変動にも見えるし...
データ範囲が狭すぎるのかな...ん~
一旦忘れて、ほかの仕事に集中します😅 pic.twitter.com/OAnd7Vn81Z
「Helpful Content Update完了直後だから?」と思っていましたが、本日9月14日に改めて変動値を計測した所、いつもながらの「コアアップデート的な変動」が見られました。
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ただ、全体的な変動値は、いつものコアアップデートよりも小さめなのが気になります。
という訳で、9月14日7AM時点で分かった状況をお伝えします。
尚、コアアップデートのロールアウトが完了するまでには約2週間かかります。ロールアウトが完了するまでの間、断続的に変動する事があります。
医療系キーワードの状況
病名や疾患名など医療に関するキーワード2000個の検索結果の状況です。
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下のグラフは、調査対象キーワードで検索ヒットする全てのドメインが獲得する1位~5位のヒットキーワード数をグラフにしたものです。
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9月13日~9月14日にかけて、とあるドメインのヒットキーワード数が急激に上昇している事がわかります。
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急上昇したドメインは、とある医療専門のコンテンツサイトです。
このサイトは、2020年に急上昇したものの、2021年7月と2022年5月のコアアップデートで下落してしまったサイトです。
しかし、今回のコアアップデートで再度浮上しました。
脱毛系キーワード(YMYL混合)
SEO激戦区のひとつである「脱毛系キーワード」
「医療脱毛」などYMYLに抵触するワードが含まれるYMYL混合の脱毛関連キーワードの検索変動状況です。
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9月13日の早朝ではほぼ無風でしたが、9月13日~14日にかけて変動がみられました。一部ドメインでは、大きく下落・上昇している事がわかります。
下のグラフは、変動が大きいドメインに絞ったものです。
![](https://assets.st-note.com/img/1663112735605-rz7hh3vmaS.png?width=1200)
ここ1年間、検索流入を飛躍的に伸ばしたとあるポータルドメインが下落傾向に。
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専用のサブドメイン配下で運営されていたコンテンツメディアを、本ドメイン配下のサブディレクトリに移すなど、あらゆるSEO施策を通して検索流入を伸ばしてきましたが、今回のコアアップデートでは下落基調に。
別のサイトでは、新聞社のドメインを借りて運営されているアフィリエイトメディアが急上昇。
他には、とある検索サイト配下のコンテンツメディアが下落。不可解なのが、このサイト配下に設置されていた一部の主要コンテンツページを、別のクリニックドメインに301リダイレクトしている点です。検索順位変動に対する因果や運営者の目的がまだ掴めていないため、引き続き観測していきたいと思います。
FX系キーワード
YMYL系でもあり、こちらもまたSEOの激戦区として有名なワード領域です。
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9月13日~14日かけて大きく変動しています。
たった1日でここまで大きく変動を引き起こすわけですから、コアアップデートの影響力の大きさが見て取れます。
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変動が特に大きいドメインに絞ると、下記サイトが上昇/下落傾向にありました。
■サービス事業者のアフィリエイトメディア
とある金融サービス事業者のアフィリエイトサイトが下落。
ドメインを貸しているのか、それとも自社運営なのかは定かではありませんが、コンテンツやWordpressのテンプレートからドメイン賃借型の様に見受けられるサイトでした。
■大手ポータルドメイン
上記に記載した「脱毛系キーワード」でも下落傾向にあるポータルドメインが、FX領域でも下落傾向に。保有するドメインとコンテンツSEO(?)であらゆるキーワードの上位を獲得してきましたが、今回のアップデートで下落。
■大手証券会社・FX事業者
各事業者のオウンドメディア
(ドメイン貸し等による)アフィリエイトメディアではなく、自社の集客やサービス宣伝ページの順位上昇が見られました。
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■金融サービス事業者のアフィリエイトメディア
ドメイン賃借型か否かは不明ですが、事業者ドメイン配下のサブディレアフィリエイトサイトが急上昇。
昨年から今年の初めまで急上昇していたサイトでしたが、突然下落し、今回のコアアップデートで再び戻ってきているようです。
最後に
告知から変動発生まで約半日~1日のタイムラグはありましたが、今回のコアアップデートも、いつもながら変動が発生していました。
ただ、全体的な変動値や変動ドメイン数を見ると、以前のコアアップデートよりも変動幅は小さめな気がします。
とは言え、ロールアウトされてからまだ2日しか経過していません。
今日下落したサイトも、数日後には戻るかもしれませんし、下落したままかもしれません。どうなるか分かりません。
変動がある事は理解しつつも、少なくともロールアウトが完了までは静観し、今まで通りページやコンテンツ改善に集中するのが望ましいでしょう。
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