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#6 貿易書類って何?

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さて、加工食品の輸出にどのくらい時間がかかるか?最近の事例をお伝えします
2023年11月末に日本から輸出した加工食品の輸出スケジュールは以下のとおりです。

船便 混載1パレット
2023年11月24日 CUT DAY(貨物の受付締切日)
2023年11月28日 ETD(横浜港からの出港日)
2023年12月  3日 ETA(台湾基隆港への到着日)
↓ 台湾税関にて通関、台湾FDAに申請
2024年  1月  8日 受け取り完了 

丸々1か月、通関に時間がかかりました。。。
年末は貨物が込み合うとのことですが、時間がかかり過ぎですね。
台湾への数少ない不満点です。本当に何とかしてほしいです。
一方で、国や縣の議員やお偉いさんが知り合いの輸入業者から頼まれて、税関に対し1本電話をしただけで、翌日貨物が受け取れたという話を当事者から聞いたことがあります。この辺りはひどいですね。

これだけ通関に時間がかかると、加工食品の賞味期限が1か月まるまるロスしていることになります。
輸出する加工食品の賞味期限は最低半年、できれば1年以上ほしいとよく言われるのはこのためです。通関に時間がかかるので、販売できる期間が長い商品が求められます。

今日は輸出に必要な書類についてお知らせします。


0 前提

まず、輸出に必要な書類は大きく分けて4つあります。
インボイス、パッキングリスト、原産地証明書、製造証明書です。
それぞれの説明は置いておき、前提として全て英語で記載が必要です。
ハードルが高そうですし、そもそも商品の英語名が無いケースもあります。
ただ、あまり構える必要はなく、特にこだわりがなければ、Google翻訳なんかで適当に決定してOKです。正解はありません。

それぞれの書類の記載方法については、農林水産省が説明しているサイトが
大変参考になりますのでシェアします↓この通りに記載すればOKです。
ただ、不要な記載事項もありますので、そこは通関会社と一緒にブラッシュアップしてください。

https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/torikumi_zirei/attach/pdf/index-1.pdf

では、それぞれ軽く解説します〜

1 インボイス

 輸出者から輸入者に対して発行する貨物の明細書。
 何の商品が何個、いくらで輸出しますという程度。
 貿易条件に応じた貨物の金額が記載されている。基本的には請求書と同じ金額に
 なる。請求書よりも少ない金額を記載してしまうと、少ない金額に対して関税が
 かかるため、脱税となるので要注意。
 例えば、本来120万円の商品なのに、インボイスに100万円と記載すると、関税が20%の場合、本来の関税支払いが24万円なのに、20万円で済んじゃいます。
4万円の脱税です。

2 パッキングリスト

 輸出者から輸入者に対して発行される、貨物の梱包明細書。
 何の商品が何ケース、何個入り、合計何個、何キロ、体積はどれくらいかを
 記載する。
 船便の場合、体積が運賃に直結するので、正確に記載する。
 もし間違っていても、通関会社の倉庫に入庫した時点で、検量されるので、
 最終的には検量後の重量、体積を記載することになる。

3 原産地証明書

 台湾は2022年2月に、福島県など5県産の食品輸入を解禁しました。
もともと2011年の東京電力福島第1原発事故後から放射能汚染のリスクがあるとして、規制してきたわけですが、11年ぶりに輸入が再開されました。
台湾は環太平洋経済連携協定(TPP)加盟に向け、動き出したわけです。

輸入が解禁されたのは、福島、茨城、栃木、群馬、千葉の5県産の食品です。
今後は、放射性物質の検査報告書と、産地証明書の添付などを条件に輸入を認めますが、野生鳥獣の肉やキノコ類などは、引き続き輸入ができません。

上記の通り、台湾にとって日本のどこの県で生産された商品かということが非常に重要です。

自己申告ではなく、県庁や商工会のお墨付きを与える資料となります。
県庁で発行するよりも、商工会で発行した方がスムーズだと思いますのでお勧めです。近所の商工会に相談してください。1通当たり1,000円くらいの発行手数料がかかります。

https://www.tokyo-cci.or.jp/shomei/preparation/country_of_origin/

4 製造証明書

 メーカーが輸入者に対して発行する「私が間違いなく製造しました。」という証明書です。商品名、商品製造工場の住所、ロット番号、製造数量、製造日、賞味期限などを記載すればOKです。Wordで適当に箇条書きしておけば大丈夫です。

一回作ってしまえば、あとは使いまわせるので、あまり難しく考えないでやってみることをおすすめします!

では!


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