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看護計画テーマ「外科 術後 安定期」

今回は安定期をテーマにしてみました。
早速まとめていきましょう。

看護計画(安定期)
.アセスメントの視点(安定期)
 患者のセルフケア活動やそれに伴う情緒的反応を観察し、セルフケア能力を低下させている因子をアセスメントし、環境整備、補助具の提供、毎日の日課について患者 と相談しながら、患者の能力に応じた援助を行ない、自立へ向かわせることが望ましい。
 
.問題リスト(安定期)
♯1.創痛
   [要因]・手術による組織の損傷
       ・胸骨切開後の不適切なワイヤー固定
       ・ドレーン留置による刺激
       ・体動、咳嗽等による創部への外的刺激
       ・不適切な体位、姿勢
       ・不安、恐怖
 
♯2.睡眠パターンの障害
   [要因]・慣れない環境
       ・疼痛
       ・頻回な処置、ケア
       ・不安、恐怖
       ・治療上の活動制限による運動量の不足
       ・チューブ、ライン留置による拘束感、不快感
       ・生理的刺激(ME機器の音、物音、足音、話し声)
       ・生活パターン、リズムの変化
       ・生理学的変化(低酸素、不安定な循環動態、電解質の失調、発熱)
 
♯3.排便の変調
   [要因]・手術侵襲(麻酔剤、麻薬、筋弛緩剤の投与、電解質失調、脱水等)
       ・循環血液量の減少による腸管への血流不足
       ・水分出納のアンバランスによる腸管浮腫
       ・環境の変化
       ・プライバシーの欠如
       ・活動制限による運動量の低下
       ・排便習慣、様式の変化
       ・水分摂取量の低下
       ・食事摂取量の低下
       ・腹圧の減弱
       ・不安、恐怖、ストレス等の精神的影響
 
♯4.セルフケアの不足
   [要因]・身体損傷:手術創
       ・治療計画上の活動制限
       ・不安定な循環動態
       ・疼痛
       ・不安、恐怖
       ・思考能力、認知力、判断力の低下
       ・倦怠感、疲労感
       ・意欲の低下
 
 
.看護目標(安定期)

  1. 心機能回復過程にあることを認識でき、適切な行動が取れる

  2. 手術侵襲による倦怠感や体力および筋力の回復への援助ができる

  3. 回復意欲がもてるように援助できる

 
 
.看護問題(安定期)
♯1.創痛
・疼痛が軽減したことを言葉で表現する
・くつろいだ表情、体位を取る
・活動範囲が拡大する

・疼痛を除去したり緩和のためにコントロールする最適な方法を見わけ、実施できる活動時に異常な血圧、脈拍数、呼吸数の上昇を認めない
術後7日目
 
−1.以下について観察し、アセスメントする
     1)身体的、生理学的反応
     2)情緒的反応
     3)言葉による表現
     4)疼痛の部位、程度、種類
     5)言葉による表現
     6)疼痛の増強、減弱させる因子
     7)セルフケアと活動レベル
     8)過去の疼痛体験と耐性閾値
     9)施行した援助の有効性
     10)創の状態
 
−1.疼痛を軽減するニードを保証し励ます
  2.疼痛のコントロール方法や具体的目標を患者と相談する
  3.安楽な姿勢、良肢位を保持する
  4.患部の安静を保つ
  5.環境の整備をする
  6.禁忌でなければ、温・冷罨法を施行する
  7.鎮痛効果のある湿布、ローションを使用する
  8.心理的・身体的緊張の緩和のためのケアを行なう(気分転換を勧める、リラックスのできる音楽を流す)
  9.患者の手や身体に触れ、安心感を与える
  10.家族、重要他者のサポートを仰ぐ
  11.適切な疼痛緩和が得られない場合は医師に相談する
 
−1.疼痛を誘発、促進する行動を見極め、防止、減少する方法を指導する
  2.疼痛を軽減、コントロールする具体的方法と活動法を指導する
  3.具体的目標を設定し説明する
 
 
 
♯2.睡眠パターンの障害
 
  ・良質の睡眠を得る適切な方法を知り、選択、実施することができる
  ・必要時、医療者に相談し、適切な睡眠を確保できることができる
  ・最適な睡眠時間を取ることができたと表現できる
  >術後14日目

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