見出し画像

ポップソーシャルワーク

ソーシャルワーカーとして組織から独立してからずっと考えていることがあります。

私が今活動している領域は必ずしもマイノリティ・福祉にかかわるところだけではなく、広くメンタルヘルスにかかわる、というテーマから派生した様々なお仕事を行っています。

より自分らしく生きる人を増やす
=心身ともに健康に、完全な状態ではなくてもその人にとってより良い状態(を目指せる)状態をつくる、というのが私のソーシャルワークで、

それは、こうやって文字を通して伝えることもあれば、個人の方に直接お伝えすることもあれば、企業など組織にお伝えしたりすることもあります。

そんな時、「ソーシャルワーク」という言葉は、ものすごく使いづらいのです。

言ったところで、「?」が「???」に増えることさえあります。泣

私の説明が足りていないのが最大要因と思いますが、それにしても分かりにくく、かつ社会に馴染みがないのだと思います。逆に、少しでも触れたことがある人と話すと「それそれ!!!そうだよね!!!」となる。

個人の人生、人権、尊厳を大切に 
←もうこれが馴染ない

その人が大切にしている価値を見出し尊重し 
←これが社会に弱い

必要な情報や資源を活用し 
←社会は投資という意味ではやる

ただただ人生を大切にする 
←社会では効率や貨幣の方が尊重される風潮

個と環境が相互作用している 
←誰かのせい、または自分を責めがちな社会

これによって個人も社会にも良い循環が生まれ健全になる。

でも、下手したら、ただの実現不可能そうなことを熱意だけで語っている人になります(´;ω;`)

色々と、考えてみて、エビデンスを添えればいいのか?とか、考えたのですが、それも大切だけど、もっと必要なのは「大衆化」だなと思いました。

心が疲れた時に「心理学を勉強してみよう」と思いつく人は多いと思うのです。「ポップ心理学」という言葉があるそうです。

でも、もっと生きやすくなりたいと思ったときに「ソーシャルワーク学んでみよう」っていう人って少ないと思うのです。

知らないから。

活用する以前にそれが何なのか知らない。

だから、難しいことは置いておいてでも、まず知ってもらうことが大切なんだろうと思います。いや、一部は活用されているのだと思います。システムズアプローチとか、組織開発で活用されていたり。心理学と被る部分もありますが。

ソーシャルワークを、ソーシャルワーカーの専売特許にしていては、誰もがありのままの自分で社会で生きていくことがウェルカムされる社会の雰囲気をつくることはできないと思います。

もっとフランクにポップに、ソーシャルワークを語っていきたいと思っている今日この頃です。




読んでいただきありがとうございます* 役になったなと感じたnoteがあればおススメやシェアで応援していただけると嬉しいです。 自分らしい、体温のある生き方が広がりますように。