見出し画像

no title

私はこのnoteをいつから書き始めたんだろうと思い、さかのぼってみた。ちょうど4年前の3月、前々職を退職し、福岡から東京に引っ越してきて、新しい職場で働き始めるまでの間、子どもと二人で過ごす時間があった。

約1ヶ月半。私はその時間を子どもと私の「春休み」というふうに考えていたのだけど、この最初のnoteを読むと、今ではほんわかしたベールのかかったイメージとして残っている2歳だった子どもとの1か月半は、その当時の私にとってたくさんの葛藤があったように見える。

もちろん、子育てについての葛藤は子どもが6歳になった今でもあるし、今後も成長につれていろんな形で出会い続けるものだと思う。

毎日忙しいけれど、過ぎていく時間の中でふと今に目を止めて、大きくなったなあとか、もっと何かできなかったかなぁとか色々と思うことがある。

きっとこれは子どもが小さい頃だけではなくて、これから私がより大人になり、おばあちゃんになっても、ずっと抱え続けていく想いなのだろうと思う。

けれどすでに、だんだん子どもが大きくなってきて、この先私たち親の元から自分で歩けるようになっていくことを思うと、「何かできたことが他にもなかったか」とか、「こんなこともしたかった」とか、 ふと思い出す自分の子どもへの関わりに後悔したりだとか、そんな気持ちも湧き上がってくる。

そんな想いになる時、私の頭の中にはいつも小さな一人の子がいる。同時に、たくさんの写真を見返すうちに私も同じだけ年を取ったんだなぁ。子どもが生まれた時は今より若かったなぁ。と、7年くらい前の「自分自身」にも、その記憶の子どもの隣に置いて思い返せる、気づけばそんな視点が降りてきた。

 少なくとも、今より親として生きてきた時間が短く、睡眠不足であったり、初めてのことにどう対応していいか悩んでいた自分に対しても、一生懸命試行錯誤していたんだねぇ。と、優しい目を向けてあげられるといいなぁ、と思うようになったのだ。

***

私は昨日、結婚式記念日だった。パートナーは忙しく朝早くから家を出て行ったけど、帰った来たら近所の酒屋さんから小さな甘い白ワインを買ってきてくれた。

彼とももちろん山あり谷あり、日々や子育ての中で過ごしていっているのだけど、まだまだはっきり若かった当時と比べると、「大人になってきたねぇ」なんて感慨で、色んな事をまるくできるような気もする。

人生まだまだ、何があるかわからない。
でもまだまだ、歩いていきたいなぁと思う。


読んでいただきありがとうございます* 役になったなと感じたnoteがあればおススメやシェアで応援していただけると嬉しいです。 自分らしい、体温のある生き方が広がりますように。