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Tailor Japanが取り組む未来とは

こんにちは、Tailor Japan COOの@yukiです。今回は、新たに発足したTailor Japanについて、お届けします!

テイラーは、アメリカ西海岸の著名なY Combinatorというベンチャーキャピタルのプログラムにも採択された日本発のグローバルカンパニーとして、世界中のお客さまにサービスを展開する会社です。この度、以前noteでもご紹介したProfessional Serviceの展開をメインに、日本地域向けのバーチャルカンパニーとして、Tailor Japanを発足し、より日本地域の事業に注力していくこととしました!

Tailor Japanをリードする@Kanaya@Yukiで、立ち上げの思いや今後の構想をお届けします!

この記事に登場する方


@kanayaman

@kanayaman :Head of Business, Japan
IT企業にてエンタープライズの向けのセールス、PMO、品質テスト、サポートプデスクなどの事業責任者に従事。2024年3月にTailorへ入社し、同年4月よりHead of Business, Tailor Japanに就任。

@yuki

@yuki:COO、Tailor Japan
IT企業にてプロダクトマネージャーとして、不正検知・物流・カスタマーサービスシステム等の開発やグループ会社のDXプロジェクト推進に従事。2023年1月に入社し、2024年5月より現職。

ーなにから話していきましょう(笑)まずは、これまでのテイラー Professional Serviceについて振り返りましょうか

@yuki:そうですね、去年末くらいから本格的にProfessional Serviceとして、やってきたわけですが、実は、その名前になる前、つまり、僕が2023年1月に入社する前からずっとERPを導入・リプレイスしたいお客さまとはご一緒し、一緒に課題発見をしながら、それらを解決するためのソリューションとして、Tailor Platformを活用し、実際にデリバリーするということをやってきましたよね。やはり、その過程で、Professional Serviceの事業プロセスもそうですし、Tailor PlatformとしてもERPらしく、そして、開発者が使いやすいプラットフォームへ進化してきたと思います。ConsoleやPlatformも次世代基盤がリリースされましたね。

@kanayaman:私が入社するよりもずっと前ですね(笑)それらの取り組みが着実に成果を出してきて、これまで行ってきたサービスモデル、いわゆる業務・システムコンサルティングから要件定義・実装保守運用までまるっと弊社で持つモデルだけではなく、エンジニアさんがいらっしゃるお客さまとの合同スクラムチームでの開発や、コンサルティング部分に注力したPMOサービスやコンサルティングサービスなど、”開発のテイラー”という従来のテイラーのイメージにとらわれない領域にも、最近は踏み込めるようになってきているなと思いますね。

@yuki:そうですね、ここ1年で、エンジニアのみならず、コンサルメンバーなど、多種多様なメンバーが集まってきていますよね。正直、僕自身もこの多様さがこの短期間で出来上がっていることには驚きです(笑)

@kanayaman:まだまだ荒々しさや足りない部分もあるので、骨や筋肉をしっかり作っていく必要がありますね。そういった意味では、この領域で、そういうことを作るのにわくわくする人は、楽しめる環境が今あると思います。

@yuki:まだまだメンバーも募集しているわけですが、そんな方にも情報をお伝えできるように、今日はTailor Japanの話していきましょうか。メンバーもだんだん集まってきて、Tailor Platformも進化してきて、日本でこのProfessional Service事業が、よりアクセルを踏める状態になったということですよね。

@kanayaman:やっていきましょう!(笑)

ーどうしてTailor Japanは立ち上がったのですか?

@kanayaman:Professional Serviceサービスを提供し、お客さまの課題をシステムにより解決するという軸は変わりません。
そんな中でなぜかというと、少し前提から話しますね。テイラーは、”ヘッドレスERP”ということで、Tailor Platformを世の中に広めていこうとしています。そのコンセプトからして、やっぱり大きくこれまでと違うのは、ERPに業務を合わせるのではなくて、業務にERPを合わせるっていうそういうことかなと一つ思うんですよね。

そうなると、多分同じ要件定義でもやり方が違うし、設計でもテストでもやり方が違うし、お客さまの巻き込み方もずいぶん違ってくる。場合によっては経営層の方の意識改革からしていかないといけないと思っています。行動指針のひとつにイタレーション アンド イタレーションっていうのがありますが、まさにそれですね。相当体力のいることですし、片手間ではいきません。日本の企業カルチャーや社会の仕組みに適したものを作っていくということを考えると、ビジネスプロセスや、事業を一緒に創っていくメンバーっていうのも、これまでのテイラーとは違う人を求める必要がでてくると思います。そういった観点で、この形態にしようと考えました。

@yuki:そうですね、今回Tailor Japanとして再スタートする背景には、これまでのテイラーをベースにしつつも、多様なメンバーをさらに迎えたいという思いもありますね。テイラーで様々なエンジニア以外のメンバーや、日本の様々なお客さまとご一緒する上で、現状の仕組みでは限界があり、ギアチェンジの必要性があるのではないかと感じていました。まさに、この立ち上げが、その一手になると確信しています。

ーTailor Japanは今後どのようなことをしていくのですか

@kanayaman:私が入って驚いたのは、Tailor Japanとなる前から、この会社では、基幹系パッケージソフトウェアの刷新プロジェクト、紙で運用していた業務をシステムに刷新するプロジェクト・新しいシステムをお客さまとの共同のスクラムで開発するっていう3つの異なる性質、プロセスの業務を同時にやっちゃってたことです(笑)お客さまの満足度も高くて、その後PMOなど他の領域の仕事もお任せしていただけるようになりました。過去に一度も同じことしてないですね、このチーム。普通にやってますけど普通にできないですからね(笑)そんなよいチームがあるので、このサービスをさらにより多くのお客さまにお届けしたいと思っています。

@yuki:常にサービス提供パターンは模索していきたいですね。私は、学生時代はAI開発を行い、その後いわゆる大手IT会社の開発畑にいたわけですが、この業界に来てみて、まだまだテクノロジーをうまく使うことで世の中を良くしていけるなと思っていて、わくわくしています。よりよいプラットフォームがあったとしても、それを泥臭くデリバリーする仲介者っていうのが大事になってきますよね。泥臭いデリバリープロセス自体っていうのが、サービス提供パターンで、まだまだトライアンドエラーをしながら発明しがいがあるなと思っています。ローコードのプラットフォームを自分たちで持っているからこそ、その強みを最大限活かす私達なりのサービスの提供の仕方があると思っています。

@kanayaman:本当にそう思ってて。今までの例えばパッケージの業務コンサルっていうのは、グローバル標準のプロセスを覚えて、それにどう企業が合わせるかっていうアプローチなんですよね。これが必要な会社様もいらっしゃいます。一方で、そうじゃない会社様にはどうするか。これからは、先ほども言いましたが、柔軟性っていうのを受け入れようにしたいと思っています。つまり、企業が持っている業務プロセス、それそのものにその企業のアイデンティティがもう出るんですよね。その企業のアイデンティティだとか、大切にしているもの、価値になっているもの、コアになってるもの、っていうのを見つけ出して、それは要件に加えてやりましょうっていう真のコンサルタントが必要となってくるというふうに思っていて、その企業そのものをよく知った上で、業務を吸い取れるようなサービスを展開していきたいと思っています。

@yuki:業務に合わせてシステムをオーダーメイドするっていうのは、非常に大事ですよね。日本品質みたいにいわれることもありますが、日本だけではなく、グローバルで見ても、自分たちの商習慣に合わせたいっていう話は多いと思います。Tailor Japanの取り組みっていうのは、今後グローバルに展開していきたいですね。あと、私達は、お客さまの課題をすべてTailor Platform上で解決しようとも思っていませんよね。Tailor Platformは、ヘッドレスなプラットフォーム、つまり、APIベースのプラットフォームなので、外部APIとの連携も柔軟にできます。なので、パッケージが強い領域があれば、そのオペレーションにはパッケージなど別システムを導入し、テイラーメイドしたい領域のみ、Tailor Platformを用いて構築するみたいなことも可能です。お客さま視点で、最善のシステムの提案をしていきたいと思っています。

@kanayaman:なぜテイラーが?観点でいうと、Tailor Platformはローコードに開発できるERPプラットフォームを持っていて、それを使うことで、システム開発プロジェクトが小さく始められるんですよね。なので、オーダーメイドするにあたって、長い要件定義をするよりかは、アジャイル的に小さく作りながら、より業務にフィットするものを作っていけると思っています。この業界に20年以上いるので、数十億のお金をかけて、実物を見れるのが、数年後みたいな例を多く見てきました。お客さまの声としても、もうその頃には変わったのは会社はもう勘弁してほしいというような声も聞きました。少なくともこのような大きなビッグバンアプローチみたいなものは今後はもうなくなっていくっていうか、それやっちゃいけないというか、誰もがそうではない世界を求めてるんじゃないかなとは思いますけどね。もうシステムをレガシーとは呼ばせません(笑)その世界を変えることにわくわくしています!

@yuki:ぜひ今度深く過去のお話も聞かせてください(笑)お客さまと取り組むうえで、もちろんすべてがアジャイル的に、小さい改善を積み上げてシステムを作っていくとは言わないですが、お客様にご満足いただける最善の方法を発明しながら取り組んでいきたいですね。

@kanayaman:そうですね、素晴らしいチームで、日本のシステムを変えていきましょう!

@yuki:やっていきましょう!まだまだ話足りないところはありますが、今回の対談はここまでにしましょうか。またアップデートがあれば、発信していきましょう。今日はありがとうございました!


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