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【参考】手織り作品のお直しとは?

こんにちは!手織り生地を用いた衣類や雑貨を作っているtailor P-cafeと申します。
手織り物と聞いてなかなか想像がつきにくいかと思いますが、織姫のように織り機を使って はたおりして布を作っています。【織りの様子】

手織物は手芸屋さんなどで買える布よりも、ほどけやすく傷みやすい生地になります。その分ふんわりと柔らかく、複雑な色合いや質感の特別な生地です!またすべてが一点物であるという所も魅力の一つですね。

手織りゆえの経年劣化は避けては通れない道ですが、傷みを繕っていく中で変わる表情もお楽しみ頂きたいなと思っています。

また、当店の作品は基本的にはお直しを承っております!
どの程度お直しできるかは、状態や物によって変わってきますので一概には言えませんが、例としてどのようにお直ししていくか簡単にご紹介したいと思います。

1.穴の補修

手織りのため、どうしても隙間が広がって穴のようになることも

糸が動くことで隙間が広がり、穴のように見えてしまった部分は補強を施します。裏から生地を当てたりダーニングしたり、お客様のご希望と物によって選んでいきます。お直しが新しいアクセントになることも。

2.接ぎ

どのように接ぎ合わせるか確認をしながら進めます

入っている糸種や、取り扱いによって縮んでしまう部分があります。
縮んだ部分は伸ばしたり、そのまま縮みを残して別の生地を接いだり、お客様のご希望や生地の状態を見て方法を変えていきます。
接ぎ合わせるほど、生地の厚みが増し硬さが出てきますので、手縫いなどで柔らかさを保つようにしたりもします。

3.裏地の交換

ベージュブラウンの所が裏地です

例えば、プードルファーの裏地の場合、使ううちに毛が絡まっていきフェルトのように一体化していきます。こういった場合は一度ほどいて、新しい生地に付け替えます。
新しい裏地がつくととてもサッパリします!

織りの糸なのか、ミシンの糸なのか見極めながらほどきます

残念ながら、ほどく作業が必要なお直しは、ひとつの作品につき出来て1回までです。それ以上のほどきは生地が持たないことが多いです。

4.パーツの交換

タグも場合によっては新しいものに変更します

外れてしまったパーツや、壊れたパーツなど、部分的に交換が可能なものを交換します。ファスナーなども交換できる場合があります。

5.ビフォーアフター

←After Before→
↑After Before↓

お直しで新品のようになることもございます。
手織り生地は一点物、お気に入りの色合いをお直しで長~くお使い頂けます。

お直しは状態によって出来るものと出来ないものがございます。料金もお直し具合によって変わりますので、まずはお気軽にご相談くださいませ。

またご購入時のサイズ調整やカスタム(ファスナやボタン追加など)も承ります。自分好みに変更可能なところもハンドメイドの魅力です。この醍醐味をぜひお楽しみくださいね!

※お直し、カスタム共に、お受けできない場合もございますので予めご了承ください。

ご相談は、ご購入頂きました各ハンドメイドショップのほか、お問合せ窓口でも承ります。

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