見出し画像

*太極拳 . 今日の風景

2022年4月20日(水)、
大門公民館 大会議室にて

4月も半ばを過ぎました。
遠くの山々をながめると、
なだらかな斜面に若芽が萌え出もえいでて、
生命力あふれる新緑です!

朝の空気を味わいながら、リュックを背負って
公民館への坂道を歩く。
途中のやぶの中や桜の木の枝から、
小鳥がカサッと音を立てる。
…見てる見てる ^ ^  おはよう〜 ^ ^


掃除を始める。
10分もしないうちに師範が到着。
急いで机の上をアルコール消毒。


間に合った!
さぁ師範、
ラジカセ置いてくださいね♪

師範の持ち物一式。かなり重い。


10時。
一同、師範に礼!
きびきびと、楽しい。
スワィショウに、準備体操。

時間をかけて身体をほぐす。
練功れんこうの前段。
定位太極拳。
そして、24式太極拳。
先達せんだつに合わせて、演武。

汗がジワーッと、ひたいにじむ。
心地良い疲労感!

真面目過ぎず、楽しみ過ぎず、
自由過ぎもしない。
太極☯️のマークさながらに、
互いに尊重し合い、動く。
相手の心を読んで…。
人間関係も押し過ぎず、引き過ぎず。

師範は、押されも
また、引かれもしない。
喜怒哀楽きどあいらくの感情に振り回されるような場面を、
まず見たことが無い。
私もその境地きょうちを目指しているが、
残念ながらまだまだです。

今日の練習メニュー。漢字が列ぶ。

黒板には、今日の練習メニューと、
42式太極拳の「手直し」。

師範は、まず荒削あらけずりな順序を教えて、
それから段階を踏んで
一人一人を磨きあげてゆく。
…長い時間をかけて
忍耐強く、教えていかれる。

だから、教えて頂く私達も、
師範に絶対の信を持って、
常に休まず、忍耐強く、
しがみついてゆく覚悟が
必要だと、かたく思います。

公民館への坂道。すっかり葉桜ですね♪


お昼からは
神辺東かんなべひがしコミュニティセンター
遊戯室ゆうぎしつにて。

24式太極拳の套路とうろを、辛抱強く何度も練習。

…地味な作業。
でも!

この積み重ねで
強い筋肉そして忍耐力にんたいが、
身に付くんですよね!

大門の花畑。夕陽に映えてきれいです♪

太極拳はたとえるなら「登山」でしょうか。

先導せんどうされる師範の命綱いのちづな
必死でつかみ、
濃霧きりの中を一歩一歩
根気強く
地面を踏み締ふみしめ続ける。

しんどくても、ただ登る。
自分の靴先あしが前に出るのが分かるだけ。

でもある日
ふと顔を上げると、
四方よもの山々が見渡せるところまで
つれて来てもらっているのにびっくりするんです!

私、ここまで来れたんだ…

ですが、
上をながめると愕然がくぜんとする。

自分の登っている山は
まだまだ高くそそり立ち、
頂上など雲に隠れて見えはしない。

太極拳とはそういう道なんだよ、

と、師範は常に穏やかに
不動の態度で 私達に、 

「歩き続けなさい」

と、うながしてくださるのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?