*太極拳 . 今日の風景
2022年4月1日(金)
大門八幡神社にて。
(見出し写真は表参道. 大鳥居の桜)
気持ちの良い晴天。
昨日、一日中降り続いていた雨が止んで、
地面が嘘のように乾いている。
大門八幡神社への奉納演武は
昨日から心に決めている。
入浴も、
魂まで清めようと
自分なりに意識した。
そして、朝六時。
…半💦
慌てて起きて部屋の窓という窓を、開け放つ。
月始めの新鮮な空気がひんやりと、
流れ込んでくる。
室内の全てが新しくなった感じがする。
ようこそ四月 ^ ^ …なんて。
神棚に、
御神酒。御塩。御洗米。
そして、御水をお供えして、
ニ礼。二柏手。
…月始めと十五日には このようにするのだと、
以前 ご近所の年配女性から、教わった。
以来、欠かさず行っている行事。
さて。
白の表演服に着替える。
外から見えないように丈の長い上着を着用。
首元をマフラーで巻く。
リュックの中には、剣と扇。
スマホと、お茶。
そして、マスクと帽子を着用。 …日焼け止めも。
朝9時出発。
春の陽気で足取りも軽い。
テクテク歩いて約15分。
高い木々に左右を囲まれ、
くぬぎ等の落ち葉で彩られた、不揃いの石段を登る。
…腿が痛くなってくる頃に、
延々と続くかと思わせるような石段が終わり
、やっと境内広場に到着。
…まさに行。
荒い息がようやく静まったところで、
御神前へ。
御賽銭を捧げ、二礼 二拍手 一礼。
(三月度はお守りくださり、
誠にありがとうございました。
この四月度も変わりなく、
御守護いただけますように。
神さまも、どうか
安寧でいてください…)
と、心の中で祈る。
さぁ、境内広場へ。
套路. 演武を奉納しよう。
スマホで太極拳用の曲を流す。
呼吸を整え、礼。
風が一拭サァーッと駆け抜けていく。
練功の、前段。
そして、後段。
基本功。
定位太極拳。
…技術の披露だけなら、
自己満足に、過ぎない。
いかような心情で行うなら、神さまは
お喜びになられるのだろうか?
…自分なりにだけど、
精一杯の真心を込めようと、決める。
…次に 、
24式。
42式。
48式。
…時折
参拝の方々が、
静かに眺めて通られる。
気付かぬふりの心配りが、
温かく伝わってくる。
…32式剣。
王式扇。
青空に高く、
薄絹のような雲がかかり、
春風に撫でられて、
たなびく天女の衣のように、
香る。
八分咲きの桜の花が、美しい。
…〆は、左の扇で。
そして スワィショウと、
整理体操。
境内や社務所、
参道を囲む全ての桜の木が
ほぼ満開に近い。
ふと見上げると、
桜の花の間から、虹が見える。
太陽を囲むように、
きれいな円形の虹!
定番の表現ですが、
「この世のものとは思えない」くらい、
神秘的でした。
月始め早々に、神さまから
ご褒美を頂いたような気分。
…感謝です🥺
11時頃
無事にお捧げできましたと、
神前に感謝のご報告。
境内広場にさんざん付けた
足跡(申し訳ありませんでした💦)を、
竹箒で綺麗にならす。
白い表演服を、
上着やマフラーで隠して
テクテク歩いて帰る。
「ごく普通の人」に戻って。
それにしても、…嬉しいなぁ。
マスクの内側で、頬が緩む。
あ、電線にツバメが!
よくとおる声で高らかに鳴いている。
かわいいな。
…もうそんな(巣作りの)時期なんだなぁ。
ツバメの写真を撮っていると、誰かがそばを通った。
近所のご主人さんだ。
「こんにちは」
「ああ、なにしてるんですか、こんなところで」
「ツバメを撮ってたんですけど、
豆粒みたいです」「そりゃあ小さいねぇ」
…楽しく喋って歩き出す。
と。
タクシーの運転手さん達が二人、
椅子に座って日向ぼっこしている。
「こんにちはー!」
遠くから、思いきり叫んで挨拶。
「あー、おねえさん。
今、噂してたところだったんよー。」
「?うわさ?」
「花が咲き出したから、写真を撮りに来たらいいのになぁって」
うわぁ嬉しい!
ありがとうございます!
もう〜喜んで!
…きれいなかわいい三色スミレに、
香りの良い水仙。
キュートな鈴蘭にチューリップ。
青紫が美しい菖蒲。
濃いピンクの花は、なんだろう?
「おねえさん、花壇をバックに撮ってあげるよ」
パシャ!
親切なタクシーさん
記念の一枚、
どうもありがとうございました。
四月一日。 笑門来福🥰
みんな 笑顔で、スタートできました ^ ^
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