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No.12 音楽(ピアノ)がきっかけで出会ったソラとシド

※この記事は最後まで無料で読む事が出来ます。

シド:雑種(ドメスティックミックス):女の子:8歳

出会ったのは、2010年。東京都大田区雪谷あたり。

当時小学5年生だった息子さんが、ピアノのレッスンに行く途中の道にダンボールに入れられて捨てられた子猫を発見。一旦レスキューして先生のところに行きましたが、先生が大の猫嫌い。「わるいけど、先生、猫がダメなの」とのことで元に戻しレッスンを受けました。

レッスンが終わると、レッスン室のドアのところまで、子猫は這って待っていたとのことです。

©︎2019 TAIKO MATSUO (無断転載・無断使用などはお断りします)

息子さんの名前が想良(ソラ)。その妹なのでシドと名付けられました。

『ソラがシドを拾ったのではなく、シドがソラを拾ったと思います。』飼い主さんはそうおっしゃいます。

『シドを拾って家に帰ってきて、「どうしたらいい?」と仕事中の私に電話をかけてきてきたことをよく覚えています。電話の向こうから弱々しい猫の声が聞こえてとても慌てました。

猫を飼っている友人にアドバイスをもらい、急いで動物病院に連れていったところ、ノミだらけでかなり衰弱しており、スポイトで餌を与える指示もらいました。我が家はそれまで金魚とドジョウとザリガニぐらいしか生き物を飼った事がなく、ケージから這い出たシドをどうしていいかわからず、右往左往して慌てた事はいい思い出です。』

<好きなこと>

綿棒が大好き!綿棒とたわむれる事。魔女の宅急便のジジのぬいぐるみ投げてもらいレトリーブしてくる事。チョコレートの銀紙を丸めてもらい遊ぶ事。家に来た男性のひざに乗ること。私のまくらをうばってそこで寝ること。 ポテトチップをかすめ盗ること。家に来た人をお出迎えすること。

<嫌いなこと>

ダイソンの掃除機が敵!人間が寄っていって触る事。(自分から寄っていって触られるのはOK)。ベランダや外に出される事(この世の終わりのような声を出し震え抵抗します。)

<アピールポイント>

おなかに白いハートに見えなくもないマークがあること。怒られるとちゃんと謝ること。

私とソラが帰ってくるとちゃんと玄関までお迎えにくること。いつまでも起きてこないソラを起こしに行くこと。起きてこないソラの部屋の前でじっと待っていられること。

猫ホイホイにちゃんと反応こと。動物病院に行っても全く物怖じせず、他の犬や猫にどんどん寄って行くこと。

©︎2019 TAIKO MATSUO (無断転載・無断使用などはお断りします)

元気になったら里親を探すつもりでしたが、なぜか8年たったいま、東京都大田区仲池上にある真っ白なお家(床から壁から天井まで真っ白)によく映える美黒猫として「早くごはん〜」「早く〜」「早く〜」「早く〜出しなさいよ!」と女王様ぶりを毎日発揮しているようです。

『音楽(ピアノ)がきっかけで出会ったこと。ソラとシド。音楽にちなんだシドという名前をつけたこと。いままで音楽が我が家のベースにはなかったのですが、今では息子がギターを弾き、私がボーカル担当で歌を歌い、いつの間にか音楽の占める割合が大きくなっています。けど、残念なことに、シドは歌いません。』

運命的な出会いをしたソラとシド。家族も猫もべったりというわけでもなく淡々とマイペースで暮らしていらっしゃるそうですが、たくさん送っていただいた写真からは愛があふれていました。

※この記事はLet's be happy「ペットや元保護犬猫たちの絵と彼らの背景を紹介することで、彼らが大切な存在であるということを知ってもらいたい」というプロジェクトとして書いています。詳しくはこちら

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