インターンという名のアルバイトをしていたときの話 後編

 先月は、ニュージーランドのオークランド大学に在学していたときに、その大学を卒業するために必要やったインターンシップをしていたときの話の前編を書いたのですが、先月まで体調を崩していたこともあって、その内容の多くがあまり書けてなかったので、その残りを書きたいと思っています。インターンとは言いつつただのアルバイトやったのでそこまで深い内容はありません。小説で例えると繋ぎの部分の話になると思うのですが、案外そういう部分が小説を書くときも大事なんとちゃうかなと思うんです。
 前編では水質調査のアルバイトを始めたというところだけ書いたのですが、アルバイトの内容自体は本当に簡単で、色々な水にどんな物質が含まれているのかを調べるというものでした。それでも何割かは工場の汚水とかで、かなり汚い水の水質を調べるというものもあったので、そこだけが大変でした。あとはそのアルバイトをすると会社中を歩き回ることになるので、ちょうど働いていた時期が冬やったのがよかったと思います。俺はかなりの汗かきなので夏場にそこで働くのはほぼ不可能やったと思います。冬でも歩き回っていたのでダイエットにもなりました。
 このアルバイトがオークランド大学の工学部を途中で諦めるきっかけの一つになったと思うと先月書いたのですが、その中でもその会社の先輩たちと出会ったことが大学を辞めて日本に帰ってくることに繋がっていったと思うんです。日本に帰ってきたあとにサイバー大学に編入して卒業して、まがりなりにも大卒になったので、オークランド大学を卒業できなかったのは残念やったけど、仕方なかったと思うし、先輩たちのことを恨んだりはまったくしていません。
  その会社でアルバイトをしていてなぜか今でも一番印象に残っているのは眼鏡をかけたN先輩です。地元がかなり近くて、仲よくなれるかも知れないと正直思ったのですが、結構毒舌な先輩でした。かなり似てる人をYouTubeで見つけたので、ここで挙げさせてもらうと、オーバーウォッチのプロのta1yoくんにそっくりでした。俺は最近義理の兄ができたんですが、リアルな兄はいなかったので、あまり認めたくはないんですけど実際に兄がいたらこんな感じやったんやろなとその先輩を見ていたときに思いました。
 年が近かったのもあってその先輩とは関わることが多くて、色々と言われたんですけど、ここには書けないこともあるので、その人が言ってた一番マイルドなディスを挙げると、隣でカップラーメンを食べていたときに話しかけたら、
「くっさ!」
 と言われたことやったと思います。結構面白いですよね。そう言えばニュージーランドでは歯医者に行っていなかったなってそう言われたことで気づきました。留学生は保険がきかないとかで現地の歯医者に行くのを渋っていたんです。そりゃ現地の女の子にもフラれたりするわなと思いました。でもその先輩は小学生のときにやってたポケモンの話とかをすると機嫌がよくなっていたりしたので、単純なところもあって面白かったです。
 そんな感じで嫌味な先輩ばかりでもなくて、ここでは名前をあえて出さないでおこうと思うんですけど、おじさん社員の先輩二人にはアルバイトの期間が終わる直前くらいに串カツ屋さんに連れていってもらったり、オークランド大学をやめることに決めて日本に帰ってきたときやったと思うんですが、そのときも確か京都のビアガーデンに連れていってもらったりと、色々とよくしてもらっていました。怖かった野球部の先輩や先生と比較してしまうからやとは思うんですが、男の先輩の中では今までで一番優しく接してもらえたように思えたんです。
 ほかにも年上なのになぜか敬語を使ってくれる女の先輩とはスマホのゲームで友だちになって遊んだり、ほかの先輩とはSwitchで友だちになったりと、そのアルバイト先では結構ちょけていました。これは俺の技量不足やと思うんですが、このブログにはこのくらいしか書けないので、もうちょい深い内容は裏で書いている小説に落とし込みたいと密かに目論んでいます。本当に全然大したこと書いていないんですけど、そのアルバイトはそんな感じでした。
 いつもブログではこの辺に最近のことを書いているのですが、最近は本当にずっと大谷選手が出ているドジャースの試合をよく観ています。家族はそのことを知っているし、よかったことを書くと、今年の三月くらいになってしまっていた、紙にうまく文字が書けないという文字書きイップスがMLB中継のおかげで少しだけ治りました。平日に家に誰もいない状態で、MLB中継を英語にして観ながら紙のノートに自分の書いた小説を書き写すとスラスラと書けたんです。しょうもないことですが本当です。とは言えまだまだ小説が書けていないので、これからももっと書けるようにリハビリは続けたいです。大谷選手も、六月に調子がいいというのは聞いていたんですが、驚くことに現時点では首位打者とホームランキングになっていて、後半にオズナやハーパーあたりが追い越してきたりとかはあるかもですが、三冠王になりそうな勢いなので、シーズン後半も頑張ってほしいなと思います。
 

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