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ジェームズ・D・ワトソン(1993)科学で成功するためのいくつかのルール(Some Rules of Thumb)


「最後のルール(Stay connected)-----ほんものの仲間たち(=自分の論敵など)といっしょにやっていけないようだったら、科学はあきらめよ。」
 (相手が善人か悪人かによらず、価値ある情報や事実を握っている人物とは必ず対面で教えを乞うたり、ディスカッションをしたりようにしてきたし、それに見合う報いがあった)

全文はこちら(英語)→Succeeding in Science: Some Rules of Thumb

ノーベル賞を2つ獲得した偉大な化学者だったはずのライナス・ポーリングが、なぜDNAを3重らせんだと信じる誤りをおかし、晩年はビタミンに関する疑似科学にハマってしまったか?についてワトソンは以下のように述べています。
「ポーリングはみんなが彼に不同意することを恐れる地位についてしまったのです。彼には、妻しか自由に彼に話しかけられる人がいなくなってしまいました。しかも彼の妻は、ポーリングのエゴを強めるタイプの人だったのです-----そのエゴこそもっとも私たちの人生でいらないものなのです。」

"Linus' fame had gotten himself into a position where everyone was afraid to disagree with him. The only person he could freely talk to was his wife, who reinforced his ego, which isn't what you need in this life."

ワトソンが読んだシュレーディンガーの本にはどんなことが書いてあるのでしょうか?興味のある方はこちら↓

シュレーディンガーの「負のエントロピー」|高橋泰城 (note.com)

シュレーディンガー「生命とは何か」生命と非生命の違い|高橋泰城 (note.com)


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