はじめての準則②

 翌日、あゆみちゃんと連絡をとり、早速、二週間後の週末に会う約束をしました。場所は新橋、サラリーマンの聖地です。

 前日のラインでは予め研修寮に外泊届を出しといて適当に泊まれるところを探すということを言っています。ホテルにお持ち帰りをする伏線を貼っておきました。

 サラリーマンの聖地、新橋へ

 慣れない電車の乗り換に苦戦し、待ち合わせの時間に15分遅刻をしてしまいました。あゆみちゃんが予め取っていた席が、私の遅刻のせいで、他のお客さんに取られてしまい、店の外でごはんを食べることになりました。5月中旬ですが、まだまだビル風が強く、体が冷え冷えとしています。彼女は生まれがジャカルタのインターナショナル系女子で20代前半まで、東南アジアで生活をしていたらしい。外国人と日本人の価値観の違いや、日本の良いところ、駄目なところ等、すこし、インテリジェンスなお話をしました。彼女曰くこんな話ができる人とクラブで出会うことが初めてらしく私を、そんじょそこらにいる男とは違うものを感じたとのこと。生まれがインドネシアということから、出身が元オランダの植民地という言葉が私から出できたときは驚いたとのことでした。ちょうど大学入試の試験勉強の際、地理の問題で、各大陸の主要国のところで出題されていたこともあり、「知は力なり」という言葉を改めて実感しました。広く浅く、見識を深めることは大事なんだと感じました。

 良い感じに和んできたので、まだホテルを探していないことを話したところ、彼女が自ら「うちに来なよ」と誘ってきました。ボディータッチはないものの、これは抱けると思いました。体も冷えてきたので、早速彼女の家でお酒を飲むことにしました。新橋駅から彼女の家の最寄り駅である虎ノ門駅まで、電車で向かいます。彼女の後ろについていき、虎ノ門駅を出て、10分程歩いたところで、彼女のマンションに着きました。家につくなり、ブルーノマーズを流してくれました。たぎります。ジャーキーを2,3枚と鏡月を二人で飲みます。落ち着いたところで、再び私の必勝ゲームをしないか提案してみます。今回はこの前の記憶色当てゲームとは違う「数取りゲーム」です。私が勝ったらお決まりのお願いを一つ叶えることも取り決めました。

 数取りゲームとは

 このゲームは、お互いが1から連続した数をお互いにカウントしていき、あらかじめ指定した数を言ってしまった人が負けというゲームです。一回に1人がカウントできる数は合意の数までと決めなければなりません。
これも必勝法があります。最初のカウントする数で決まります。
例えば勝者が先行として最後の数を10として、1人が一回にカウントできる数を3とします。このとき最初のカウント時に1をカウントし、あとは相手のカウント数と自分のカウント数の合計が4になるようにカウントしていけば相手は、最後の10をカウントせざるを得なくなります。

【考え方】
 最初にカウントする数の決め方⇒最後の数÷(最小のカウント数+最大のカウント数)があまり1となるようにする
10÷4=2余り2なので、最初にカウントする数は1です。

例1
一試合目
先攻 ①1②5③7 8 9⇒勝者
後攻 ②2 3 4②6③10   

二試合目
先攻 ①1②3 4 5③7 8 9⇒勝者
後攻 ①2②6④10

例2 先攻が勝者で最後の数が33、最大カウント数が4とします
 33÷(1+4)=6あまり3 したがって最初のカウント数は2です
先攻 ①1 2②6 7③9 10 11 12④15 16 17⑤22⑥27⑦29 30 31 32⇒勝者
後攻 ①3 4 5②8③13 14④18 19 20 21⑤23 24 25 26⑥28⑦33

例3 後攻が勝者で最後の数が25、最大のカウント数が3とします
先攻 ①1 2 3②5 6 7③9 10④13⑤17⑥21 22 23⑦25
残り22
22÷(1+3)=5あまり2 したがって最初のカウント数は1
後攻 ①4②8③11  12④14 15 16⑤18 19 20⑥24⇒勝者

 

必勝ゲームを口実にギラつく


 この必勝法を使い彼女が最後の数をとることになりました。
 私が勝ったので、キスをすることにしました。そこからはことは上手く進み、彼女の下着の中はぐっしょり濡れていました。「すんごい濡れてるね」とちゃかしてみると「だって気持ちいんだもん」と、ただただうれしかったです。私は褒められると伸びるタイプなので日に日に自分の成長を確かめることができてうれしいです。かなり喘ぎ声が響いています。スマートにブラホックを外そうとしますが、ホックが見当たりません。仕方なく、両手でホックを探しても見当たりません。動揺していた私に気づいた彼女は上を脱ぐと、ブラのホックは前にありました。噂に聞いておりましたが、初めてお目にかかり、驚きました。ゆっくりと前のジッパーを下に落とし、乳房への扉が開かれました

 お互いに高まってきたので、ゴムを持っているか聞いてみると彼女は棚からコンドームを持ってきました。彼女もそういう類なのだなと改めて思い知らされました。

 悪ふざけで生でも押れていいか聞いてみると外に出してくれるのなら良いという答えがきました。私はリスクは最小限するのと、結婚を前提に付き合っている人としか生ではしないと決めているのでゴムは付けると自分で決めています。

 ことは終わり、最後に彼女が「上手だね」と言ってくれたことが嘘でもうれしかった。気が付けば彼女のベッドで眠っていました。朝になり、もう一回することに。またまた彼女は濡れ濡れで一応やれるか聞いたところ「ここまでさせといてそんなこという?」と。準則の良いところは、出会ってから日をおいてまた会うまでの期間、モチベーションがあがるのと、エッチするまでのやりとりがすべて前戯に変換されるのが良いところです。より深い大人の楽しみができるのが準即の醍醐味です。


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