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アコギの弦で迷子になった話

アコギ弾きの皆さん弦は何使ってますか?


僕は長らくエリクサーを使っています。


エリクサーと言えばコーティング弦の代表的なメーカーであり、圧倒的な寿命の長さが売りです。


面倒臭がりなので弦の交換頻度は少ないに越したことはなく、Taylorのギターに標準で張られていたのもエリクサーの弦であったことからこれ一択でした。


Elixir Phosphor Bronze Light Gauge


『Phosphor Bronzeのライトゲージ』

これを2ヶ月に一回程度の頻度で張り替えて使っていました。


迷子の始まりは弦を間違えて買ってしまったことでした。

Elixir 80/20 Bronze Light Gauge

今思えばいろんな弦を試してみるきっかけになったと思えばむしろ幸運だったのかもしれません。


同じメーカーの太さが同じ(ライトゲージ)のこの2種類の弦、なにが違うかご存知ですか?


簡単に言えば、

Phosphor Bronze→リン青銅
80/20 Bronze→銅とスズが8:2の青銅

です。
まぁ含まれる成分が違うということですね。

80/20を張って最初にコードを鳴らしたときはびっくりしました。


なんか今まではコードを構成するそれぞれの音がバラバラだったのが粒が揃った感じ。

文章で表現するのがとても難しいのですが、

Cコードなら今までは『ただのドミソ』だったのが『Cコード』として鳴っているというか。


とにかくギターが上手くなったような気がしてすごくたのしかったのです。

後にネットで調べると

『ソロギターやるならPhosphor、弾き語りなら80/20』

と書いている人がいて妙に納得したのを覚えています。

それからしばらくは『80/20 Bronze Light Gauge』を使っていました。


そしてふと、

『弦のゲージ落としたらもう少し複雑な演奏も出来るようになるのでは?』


と自らのスキル不足を棚に上げて不埒な考えが湧いてきたのです。


Elixir Phosphor Bronze Custom Light Gauge


弦のゲージを細くしたところ確かに弾きやすくはなりましたが、音量は少し控えめ。


ただステージで演奏するようなことがないので僕は十分満足していました。

Phosphorにしたのは僕が尊敬する弾き語りスト大石昌良さんが同じ弦を使っていたからというミーハーな理由です。


『うーん、、やっぱり音色は80/20の方が好きだなぁ、、』


Elixir 80/20 Custom light gauge


『ああ、やっぱり80/20すきぃー』


数日前まで、もうこれで弦選びの迷走は終わったと思ってました。


そこで、思いもよらぬ事態が起こりました。


秘境からの乗船。


基本的には乗船前の買い出しの時に替えの弦を購入して乗船初日に張り替えるのがルーティンだったのですが、今回乗船地となったとある日本の秘境には、そのようなものを売っている店はなく、やむなく緊急用としてギターケースに忍ばせていた予備の弦に張り替えることにしました。

以前も使っていた『80/20 light gauge』だったのですが、


『やっぱこれやん?』


カスタムライトにはない響きの豊かさと伸び。


また以前ライトゲージ使っていたときとはブリッジピンが変わってたのもあるかもしれませんがこの話はまた別記事で。

とにかく今は『80/20 light gauge』がベストということで落ち着いてます。


これまでの変遷をまとめると、


Phosphor light gauge
→80/20 light gauge
→Phosphor Custom light gauge
→80/20 Custom light gauge
→80/20 light gauge

『新品の弦が好きなだけやろ!』


ごもっともです。

メーカーはエリクサーで一貫してるのにこんなに迷走するとは。

アコギの弦奥深し。

この記事を読んだアコギ弾きの皆さん、あなたの使っている弦と感想を教えてください。

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