「最強どん兵衛(鴨だしそば)」は年末の主役になれるのか?
大晦日の風物詩でもある「年越しそば」。昔と違い近年ではカップ麺で代替される方も増えており、 バレンタインデーのチョコのような いわゆる季節商品と目され、インスタント麺(そば)業界での書き入れ時になります。インスタント麺業界の重鎮日清食品は、既に市場投入済最強シリーズの「最強どん兵衛・かき揚げそば」に加え、12/4に「最強どん兵衛・鴨だしそば」を新たに商品ラインナップへ追加。これは明らかに年末の年越しそば商戦を意識した戦略の一端と思われます。一の矢が「かき揚げそば」であるならば、「鴨だしそば」は日清食品から放たれた二の矢。果たして、この「鴨だしそば」が思惑通りの二の矢たる商品なのか?今回の食レポではその日清食品からの刺客「最強どん兵衛・鴨だしそば」を試食し思う所を綴ります。
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最強どん兵衛・鴨だしそば
既に「最強どん兵衛・きつねうどん」と「最強どん兵衛・かき揚げそば」を市場投入し 一定の評価を獲得している中、このタイミングで「最強どん兵衛・鴨だしそば」を投入した日清食品の狙いは、年末の年越しそば商戦の勝利を手繰り寄せるための次の一手であることに疑いの余地はありません。🤔早速、問題の商品を購入し刮目して見ると・・・フムフム。🤨
この商品の主なるセールスポイントは以下の3つ:
[1]大きさアップ※香ばしつくね ※当社従来品比
[2]特製鴨オイル コクと深みの鴨だし
[3]麺の弾力、のどこし太そば
そして、このセールスポイントこそが、従来品との差別化・強化ポイントになります。では、従来の「鴨だしそば」に対する具体的な変化とは・・・
[1]鶏つくねの大きさが一回りデカくなり、個数も2個⇒8個に激増
[2]スープは単一液体つゆから、液体スープ+特製鴨オイルの本格派志向へ
[3]そばはより太くなり、弾力もUP(その分 調理時間は3分から5分に)
これらの変化が醸し出す効果で「最強」と銘打たれた商品としての至高の高みに押し上げられるかどうかが、勝利の鍵になると考えられます。🤔
実食準備
フタを開けると袋が2つ。液体スープと特製鴨オイル。ゴロゴロつくね、ネギなどのかやくは既に容器内に展開されています。沸騰したお湯を内側の線まで注ぎ、フタをして5分。お約束の液体スープと特製鴨オイルはフタの上でしっかり温めて待ちます。5分後 液体スープ、特製鴨オイルの順に投入して混ぜ混ぜ、自前の刻みネギを載せて完成。😊では、さっそく・・・
実食
自前の七味をぱらっとふって・・・
「いただきま~す💛」
そばをツルツル・・・おぉ!乾麺をお湯で戻しただけなのに、このコシ(弾力性)とスルスルと吸い込まれるようなのどごしのある太そばはいったい何だ!「最強なしのどん兵衛鴨だしそば」でも、それまでの細~いちぢれ麺のようなそばよりは 余程そばらしくなったと感じましたが、このそばは更に、より自然にそばをすする食感を再現できるのです!商品パッケージにある「驚きの食感まで調理5分」はHYPE※じゃなかった!😮 ※HYPE:誇大宣伝
続いてスープをゴクゴク・・・おぉ~!すすればすする程に口の中に広がる本格的な鴨だしつゆの味わい。これは、単一液体スープだけでは到底再現し得ないコクと深み。そう、「深み」と言う表現がふさわしい。なんと奥ゆきのあるスープなのか!これは・・・まさに鴨です!鶏肉とはまた違った鴨肉からにじみ出てきた旨みを濃縮した肉汁のような・・・特製鴨オイルから由来する、やや甘味すら感じさせるまったりとした旨みと香り。それが見事にスープへと昇華されているではありませんか!😮
そしてつくね。従来品が小振りのミンチボール2~3個に対して、最強では1つ1つがより重厚なつくねが8個も!そしてその味・・・モグモグ、んおぉ!?「な、何だこの味は!?」今一度、容器の側面に印刷されたつくねの原材料を確認すると「味付鶏つくね」だけ。なんと加工品かやくの原材料までは詳細な記載がないのです。いやでもしかし、確かに感じるあの青背魚の魚肉と生姜のさっぱり感が織りなす懐かしい味。そう「生姜汁入イワシのつみれ」のような味がするのです!😮もはやこのそば、主従が逆転して「イワシのつみれ汁 鴨だし仕立て 太そば添え」の様相を呈している・・・🤤
実食も終盤。スープゴクゴク⇒つくねモグモグ⇒そばツルツル⇒スープゴクゴク⇒つくねモグモグ・・・このローテーション喰いが、一番この「鴨だしそば」の旨さを堪能できる食べ方ではないでしょうか?🤤
「ごちそうさま!」 いや~うま過ぎる一杯でした。😋
価格についての考察
さて、ご存じの方も多いかと思われますが、現在「どん兵衛最強シリーズ」の販売網を取り巻く環境が「アン〇カさんCM起用」などの影響?により例年にない状況になっています。😮先ず、日清食品の公式オンラインストアで「最強どん兵衛・鴨だしそば」は売切れのためネットからの購入不可能です(アマゾン・楽天からなら可)。また 多くの店舗で「最強どん兵衛」シリーズのみならず「どん兵衛」シリーズも大幅値引きで販売されています。😮
以下に近所のスーパー、コンビニで調査した「最強・どん兵衛」販売価格の一覧を記します。正規価格は280円として、スーパーでは100円弱のディスカウント。また、コンビニでは 全てのどん兵衛商品に対し2個買うと100円引、3個買うと200円引(Fァミマのみ割引券発行)になっています。😮
こうなると スーパーでは「最強どん兵衛」が200円前後で購入できるため、「ノーマルどん兵衛」の正規価格236円よりも安くなってしまいます。この値付けなら、従来価格に対して十分価格破壊級のインパクトがあり、コスパが悪いと言うような議論になりません。🤔
評価まとめ
「最強どん兵衛・鴨だしそば」を試食した結果;
・従来品と比べ、そば、スープの質、具の質と量の観点で顕著な改良がなされており、現時点で最強の称号に相応しい鴨だしそばであると考えます。
・現時点(23年12月末)において 「最強どん兵衛」が未曽有のディスカウント価格になっている状況を踏まえると、コスパも最強と評価します。
年越しそばシーズン、生そば商品の価格がむしろ高めに設定される中、「年越しそば」と言えば「天ぷらそば」の定式に飽き飽きとされている方にとって、このコスパ最強の「最強どん兵衛・鴨だしそば」を選択肢の一つに加えても良いのではないでしょうか?🙂でもまぁ~年越しに限らず、一度はご賞味いただく価値がある一品だと思います。😋
つたない戯言記事にお付き合いいただき 感謝いたします。😌
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