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どうせ死ぬなら大晦日がいい

生殺与奪が盛んだった時代を想う。都の外には光が無く、亡骸が積もり、理不尽な疫病に抗う術もなし。生まれながらに貶められ、泥水で育ち、それでいて報われることのない人生。そんな時代においても人は、生きる喜びとカタルシスを見出だし、歌うように・踊るように生きたのだろうか。
強く、尊く、美しくあろうとしたのだろうか。

そんなことを、ヨーグルトの蓋をペロつきながら考える。仕方がない、これも生きるためなのだ。生きて腸まで届けるためなのだ。そう、生きるとは‥

元旦の陽だまりで目を覚ましたのなら、大晦日の月夜に没したい。ただ生きるだけでは耐えられないから、生きただけ報われたい。生きる喜びの上澄みを集めて固めて包装して、Creemaに出品してバズりたい。生きる喜びの上澄みを集める職人の朝は早い。朝4:00起床。日が昇るまえに海岸へ‥

えー、ああ。そうだった。
“どうせ死ぬなら大晦日がいい”

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