「ぶよぶよオブラート」-9/19の日記
土曜日にも関わらず学校があった。土曜日だぞ、私が1週間の中で1番大好きなあの土曜日!遅く寝て遅く起きても、何をしても大丈夫。取り返しがきく、最強の日曜日が控えてあるから。分身ともいえる日曜日を侍らせているチートな曜日、それが土曜日。
私は基本的に焦ったり、慌てたり、何かしらの異常事態が発生したりすることが許せない。予定とかも、基本的に2日前には知らせてほしい。移動するときなんかも、10分は余裕を持って目的地に着きたい。……つまりはイレギュラーなことが大っ嫌いなのだ。
土曜日に学校がある、授業があるということは私の中では異例中の異例だ。しかも、その前日には体育祭というそこそこ大きなイベントが存在していた。
端的に言おう。は?(笑)、である。どうしてイレギュラーにイレギュラーを詰め込もうとするかなあ、弊校。疲れるじゃない。
金曜日は体育祭で授業は2限しかないし、土曜授業も4限だけだし大丈夫だよね~☆4連休もあるしさ!
ふざけるな!誰が得するってんだ~~!!(と、グダグダ文句を言いつつもちゃんと学校には行きました。生気がなかったと思うけれど)
勉強机に付いている椅子に被せるカバーが届きました。結構可愛い。2枚届いていたのはよく分からない。頼んでないのに。
かなりいい色だ。青とも水色ともつかない感じが私に合っている。
今日の登校中、こんなものを見つけた。
ゴミ箱の中に、傘とえび満月の空袋が捨てられていた。この形状だとゴミ箱、というよりかはくずかご、なんて言い方の方がしっくりくるかもしれない。誰が捨てたんだろうか? 大学の出入口近いくずかごに、真っ黒な傘とえび満月の空袋。「小さな心がけで 美しい環境づくり」という言葉が、やけに皮肉じみていて面白い。
最近周りの人間の談笑が怖くて堪らない、という話を直近の記事で載せたと思う。お陰で私は登下校時や休み時間、イヤホンが欠かすことの出来ないものになってしまった。
今日はもっぱら、笹川真生の音楽に助けてもらっていた。
「滞る夜」はいい。加えて、この曲が収録されている【we are friends】というアルバムは全曲素晴らしい。「滞る夜」は1曲目に収録されているのだが、アルバムを1番最初から再生したときに聞こえてくる、ギターの問いかけてくるかのような、掛け合いのようなフレーズが大好きだ。サビ部分の声を張り上げ、小さいつが入るかのように歌う歌い方も好きだ。最近の笹川さんはどっちかというとウィスパーな感じなので、地声と歌声を混ぜこぜにした音楽が恋しくなったりもする。笹川さんがつくる今の音楽も、このアルバムも大好きなのは変わらないけれども。
この曲が収録されている【あたらしいからだ】が発売されて、もう1年が経つらしい。1年前というと、私は前所属していた部活動に精神困憊していた頃だ。そのときの帰り道、暗い窓に自分の顔を映しながら耳にこのアルバムを流し込んでいたのを今でも覚えている。「さめない」は2番のサビが大サビのようになっていて、感情を大胆に晒して叫んでいる感じがして、聞いていて気持ちがいい。少し捻くれているかのような、どこかの誰かをこっそり羨望しているかのような歌詞が、閉じこもった心に優しく共鳴してくれる。
疲れが溜まっているのかどうかは分からないのだが、本当に今日は何もする気が起きなくて、言語を発するといった作業すら億劫な状態だ。頭がぼうっと重くて、身体が怠い。本来ならば放課後に友人らとあの最悪な文化祭の打ち上げに行く予定であったのに、それを蹴ってしまった。同じクラスの友人とも言葉少なであったと思う。弁明しようにも、それが惨めでうまく言葉にまとまりそうになかったので、すっかり黙り込んでしまっていた。
話したくなかった。1回優しく声をかけられると、箍が外れてみっともない私が出てくるのが目に見えていたからだ。平たく言えば、迷惑をかけたくなかった。この状態の私はすごく面倒くさいから、友人に不快な気持ちを負わせたくなかったのだ。どう転ぼうが惨めなのは分かりきっていたから、どうせならと傷の浅そうな方法を選んだ。
帰りのバスが20分遅れた。土曜日だから仕方ないが、疲れ切った身体には中々堪える出来事だった。乗り換えのバス停でぼうっとしていたら、バスが来たのに気づかず、せっかく待っていたバスを危うく乗り過ごすところだった。すんでのところで気が付いて良かった。
降りるときに、同じバス停で降りようとしていたお母さんがいた。その人はぷくぷくとした赤ん坊とベビーカーを連れていて、大変そうだった。そこで私は何を思ったか、とっさに「ベビーカー持ちますね!」と言ってベビーカーを持ち、すたこらとバスを降りてしまったのだ。降りてから「私は何をやっているんだ、」と我に返ってしまったのだが、お母さんが嫌悪感もなく話しかけてくれたので良かった。赤ん坊は訳も分からず、きょとんとこちらを見ていた。
それから家までの足取りが少し軽くなったので、あの親子も同じように、少々でも楽になってくれていたのなら良かったかな、なんて思ったのだった。
めっちゃ喜ぶのでよろしくお願します。すればするほど、図に乗ってきっといい文を書きます。未来への投資だと思って、何卒……!!