グルーヴと基礎練習について

どうも、ギター演奏家や講師を行なっております、むらかみたいちと言います。普段は都内でジャズ系の演奏を行ったり、ギターを教えたりしています。

ちょっとマニアックな内容ですが、今日は「グルーヴ」というものを取り上げてみたいと思います。

グルーヴとは

これは、色々定義や考えがあります。リズムがどうこうとか、拍の取り方がどうこうなどなど。例えば打ち込まれた音楽で、カウントビッタビタでビートを入れたりすると、機械的すぎるということであえてブラしたりしますよね。ヒューマナイズとかランダマイズとか言うやつです。

なんでこのような不正確なことをするかと言うと、絶対的に正確な演奏がその音楽に対して的確ではないからです。何となく良く無い、イケてない、と感じてしまうのですね。

僕は師匠からかつてグルーヴとは「心地の良さ」ということを教えこまれました。少しざっくりしたように聞こえますが、グルーヴがないと心地が良く無いわけですね。

グルーヴと相対的なプレー

なので、グルーヴに溢れた演奏というものは、そこにある音楽に対して「相対的に的確な」プレーが必要だと考えています。

例えばこの曲、曲の序盤とエンディングでテンポが変わっています。
とっても微妙にですが、どんどん早くなってますね。でも、それが曲を崩壊させているわけではないですし、この曲に没入してしまう要因にすらなっていると感じています。これが、演奏されている曲に対して、相対的に的確なプレーの一例です。

なので、グルーヴのある良い雰囲気の演奏をするために「あえてちょっと余裕をもたそう」「ここは、音量を下げよう」「音数を減らそう」みたいなコントロール能力が必要になってきます。

そのコントロール能力を養うのが、音楽の三大要素に基づいた基礎練習なのかなと考えています。××コード進行に対して、◎◎スケールを弾こう!とはちょっと違った話ですね。

なので、自分のプレーが一辺倒になってしまってるな、と感じていたら相対的な能力を養うための、メロディ・ハーモニー・リズム練習を行ってみると良いのではないでしょうか。

以上です。
もし個人的にレッスンを受けてみたいなどございましたら、taichi.m.pgt@gmail.comへご連絡ください。1時間5000円で、練習方法や練習曲、音感トレーニングなどをお伝えしていきます。これからギターを始める方については、楽器屋に行って一緒に選ぶサービスもお付けします。(都内近郊限定)ではでは。

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