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【中級者〜】セッションに行くべきかどうか--アンサンブル篇

どうも、ギター演奏家や講師を行なっております、むらかみたいちと言います。普段は都内でジャズ系の演奏を行ったり、ギターを教えたりしています。こちらのnoteでは、音楽という抽象的な存在を頭でしっかりと理解するために、あえて文字だけで練習方法や考え方などをつらつらと記載していきます。

ある程度演奏力がついて来ると、その場で誰かと演奏を合わせるセッションイベントに行ってみたくなる方が増えてくると思います。開催場所や開催者によって演奏されるジャンルが決まっているイメージですね。1番多いのはジャズでしょうか。その他でいくとFunk系とかロック系とか、、、所謂各ジャンルの定番曲(スタンダード)をテーマに、その場でアドリブソロなどを回していくイメージですね。

今回はそのセッションについて色々と考えていこうと思います。

セッション、行った方がいいの?

これについてですが、どっちでもええぞと言うのが僕の意見です。行かなくても、自分なりの音楽生活を豊かにする方法はいくらでもありますし、行ったら行くなりの学びやメリットなどもあるでしょう。

セッションに行ったら何が良いのか

1番大きい要素としては、ミュージシャンの知り合いを増やすことができる事かな、と思います。自分が何かしらのライブを企画する際にメンバー探さないといけない場合、速攻で見つける事ができます。僕も定期的に行っているライブのメンバーは、ジャズのセッションで知り合った方でした。実際に演奏を合わせたり、プレーを事前に把握できるのも良いですね。

行ったところで劇的に変わらないこと

ネガティヴ、ではないけれどちょっと現実的な事だったり、傾向のようなものも書いていきましょうか。

【演奏力に関する事】
セッションに参加するだけで、自身の演奏力が劇的に向上することはありません。また、これはあるある、というか傾向なのですが、ライブではなくあくまでも遊びに近いイベントなので、全員が他人の演奏をしっかり聞いてるって感じでもない事が多いですね。飲み会に演奏が付いてます、くらいに捉えても良いかと思ってます。まあ、楽しかったらそれでOKという側面もあるので全否定するつもりはありませんが、「セッション行くぜ!上達のために!」という考えは、少し冷静になって考え直してみても良いかもしれません。

場慣れに関する観点についてですが、ライブとセッションはやっぱり違います。上記の点とも関係するのですが、演奏している人がお金を払っている、という事と聞く人がお金を払っているという状況がそもそも違います。なので、ライブにはセッションでは明らかに味わえない緊張感や責任が発生します。誰のために演奏しているのか、ということですね。

【音楽活動に関する事】
参加者であったとしても、セッションホストの立場であったとしても、その場にいる人間はほぼミュージシャンです。なので、セッションへ集客していく!という活動をメインで行うのであれば問題ないのですが、その方々が自主企画ライブにも来られるという状況はあまり無さそう、というか僕個人としてはそうならないようにしています。ミュージシャンのライブにミュージシャンのみがお客として集まるのみだと、互いのライブを観に行くだけの関係になってしまい、外向けへの発展が難しいからです。若手バンドが仲間内だけで集客しあっている状態に近いですね。

まとめのようなもの

とまあ、いろいろな要素があるセッションなので、どっちでもええぞと思っているのです。ただ、行くなら目的やチャレンジを自分の中でハッキリさせといた方が良いですね。シンプルに楽しいし、あわよくば恋愛案件に発展するよね〜的なこともありますので。

以上です。もし個人的にレッスンを受けてみたいなどございましたら、taichi.m.pgt@gmail.comへご連絡ください。1時間5000円で、練習方法や練習曲、音感トレーニングなどをお伝えしていきます。これからギターを始める方については、楽器屋に行って一緒に選ぶサービスもお付けします。(都内近郊限定)ではでは。

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