画像1

仄かな情熱

MAGNA MATER
00:00 | 00:00
雨ばかり降る涼しい年。

永劫の時を生きる女吸血鬼が少年を囲い
暮らしはじめる。

気まぐれで拾ったつもりが、
次第に愛着をもって接するようになった
事実に気づく吸血鬼。
自分にあきれながら、それも悪くないと思っている。

自然に死ぬことはない、吸血鬼である自分。
ほうっておけばいつかは死ぬ、人の子である少年。

「いつかこの恋も終わるのか。」
そんな葛藤も心に芽生えるが、
今まで時間に価値など感じなかった吸血鬼は、
少年という存在をきっかけに生きることの
意味を考えはじめ、
少年と生きる今を大切に思うようになる。


ジャケット画像: luxt.design

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?