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映画『ジョンウィック〜コンセクエンスト』を観た

キアヌリーブス主演のシリーズ4作目。

これまであまり興味はなかったシリーズだが、予告編で真田広之が出ていることを知り、
「こりゃ、観なあかんわ」
と過去作も見てみた。

真田広之は、今作の新キャラ。
日本人らしく忠誠の人という良い役だったが、前半で殺されてしまう。
しかし、ハリウッドでは小柄な部類になるだろう身体を感じさせぬ存在感は、日本人として誇らしい。
格好良さではキアヌに負けてないで。ホンマ。

ま、映画はオモロイとバカげてる絶妙なバランスで毎度楽しめた。
これぞハリウッド大作の真骨頂。エンタメのバランス感覚だと感心していたが、

いやぁ、この最新作は明らかに〝バカげてる〟に振り切った。

ま、とにかく殺すし、撃つは撃たれるわ、轢くは轢かれわ。
「もうええで」と笑ってまう。

でも、蒲田行進曲を遥かに超える〝階段落ち〟は見事やった。
キアヌだけではなく、監督も親日家らしく、敵役が盲目の剣術者であったり、何となく昭和の日本映画を思い出すシチュエーションがある。
ま、そんななかで残念だったのは、大阪が舞台にはなっているけど、ほとんど大阪ロケはしてないんだろうなぁ。

今作の主要キャストで、女優はリナ・サワヤマひとりだけ。
ロンドンを拠点にしている歌手だそうで、新潟生まれの日本人アーティスト。これがおそらく映画デビューの大抜擢だ。

でも分かる気がする。
日本人というか、アジア人に求められているのは、こういう切れ長で涼やか雰囲気の女優だ。
韓国は世界向けの映画なんかは、日本で人気のある女優ではなく、そうしたアジアンビューティーな面立ちの女優を起用してきた。

長澤まさみは、演技は間違いなく世界最高峰の女優だが、万国共通の美人、高身長のビジュアルは、海外からはエキゾチックに映らないのかもしれない。


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