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『ゴーストブック〜おばけずかん』をプライムピデオで見た

★ストーリー
絶対に願いを叶えなければならない子どもたちの枕元に、願いを叶える手解きをしてくれるおばけが現れた。
子どもたちのファンタジーアドベンチャー。

★女優
新垣結衣35歳。
ほとんど全編、男子3人女子1人の子役との芝居。
子役の芝居を受け止めるべく堂々とした振る舞い。とはいえ、ちゃんと子役を引き立たせるための軽やかさもあって、演技力のあるところを見せた。

新垣は長澤まさみとは、ドラゴン桜で共演していたが、あの時点では長澤がヒロインで新垣は番手を固めた。
だが今や、長澤まさみと同等の評価を得て、恐らく近年のドラマにおいては新垣の方が人気に勝っているように思う。
新垣の全てを見ているわけではないし、このゴーストブックも劇場で見なかったくらいだから詳しいわけでもないが、新垣結衣は日常的な役が多い。この映画も、ファンタジーではあるが、役柄としては、平凡な見習い教師だ。〝素〟で演じれる芝居を得意としている。
でも〝素〟は簡単なようで簡単ではない。それだけの素養、素性を有していないと出来ない。

★長澤まさみ研究
長澤まさみが一つ上。
〝素〟の演技はもちろん出来る。
如何なる役にも〝素〟に近いところで演じられる役者は、性別も世界的に見渡しても、稀有な存在だ。
長澤まさみの平凡さを最近の作品で観られるのは、映画『百花』だ。
菅田将暉の妻役だが、平凡な〝素〟を演技するのではなく、妻という〝存在感〟で芝居している。
このへんの存在感の活用は、あまり目立たないけど、長澤まさみのすごさでもある。主役以外にも引き受ける作品が多いのは、こういう芝居力を磨きたいのだろう。
いずれ、底知れない力となるに違いない。

★まとめ
映画は面白かった。
正直、劇場予告でずーっと見てたけど、全く見る気もなかった作品だが、『ゴジラ-1.0』の山崎監督の映画と知って、見る気になった。
鎌倉物語だったかな、こういうファンタジーも得意な監督なんだね。すごい。

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