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2023重賞記『アルゼンチン共和国杯』

コラムに予想はしなかったけど、今週特筆すべきは、みやこSの勝ち馬セラフィックコールだ。すごい決め脚だった。3歳馬が無傷で古馬混合のダート重賞を勝つというのは、至難の技。それも完全に勝ちパターンだったメイクアリープを並ぶ間もなくとらえて、そこから突き放した。
この日の朝、ブリーダーズカップで2着したデルマソトガケや、人気の一角担ったウシュバテゾーロと同格以上の素質を有しているように思えた。
今週、条件からだがヤマニンウルスが復帰するらしいし、この世代のダート馬たちは空恐ろしい馬が揃う。

★◎馬
僕にとってのアルゼンチン共和国杯は、ヤマニングローバルの復活劇以降、復活の伝統重賞として記憶している。おかげでコラムに書いたエルウェーウィンも取れた。今年、復活と呼べるのはアリストテレスくらいだ。上村厩舎への転厩緒戦というのも、変化という意味では穴の気配が漂ってはいたが…

★勝ち馬
普通なら◎にする池江厩舎のゼッフィーロ。このレースはディープ産駒受難とみて△に止めたが、朝、ブリーダーズカップターフをオーギュストロダンが勝って、血に勢いが出たね。ま、それ以上に、内で息を潜めたモレイラの技術の賜物だろうけど、丁度、オーギュストロダンと同じように、いつの間にやら内から先頭に躍り出ていた。あの一瞬の脚は、やはりディープ産駒なんだろう。

★まとめ
ゼッフィーロが、モレイラ様々だったのか、それともディープの血の覚醒か、このレースだけでは判断出来ない。次は、いずれは大舞台となろうが、そこが試金石となりそうだ。

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