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【無料】男女平等に関する記事

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男女平等(人権)に関する記事をまとめました。辛口です。あなたの価値観アップデートが捗るかもしれません。
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記事一覧

ドイツでは2017年より同性婚が可能となったが、保守的な人もまだ多い。 最近ではLGBTQ・同性愛に対しての理解や認知を高めようと、ドイツ各地でこのような信号を時々見かける。 手前は女性二人が手を繋いでいて、奥側は男性二人が手を繋いでいる。 ちなみに真ん中にはハートが入っている。

食洗機が未だに『贅沢品』の日本 〜家事代行サービスを使うことは、なぜ今でも『悪』なのだろうか?〜

こんにちは、taigaです。 以前の記事で、日本では未だにかなり多くの夫婦・カップルで、稼ぎが多い側(大体は男性)は、家事の半分を自分の役割と捉えず、他人事だ。 むしろ一部の人間は『妻の稼ぎが自分と同じなら、分担してやっても良い』という感覚が強いという話をした。 また、家事を手伝っていると自負している人々でも、本当は『名もなき家事』のことは、実は知っていて無視している可能性が高いという話をした。 こういう事実があるにも関わらず、家事は面倒で時間の掛かるものだということ

ドイツでは親の介護はその子ども達が当然のようにやっている

こんにちは、taigaです。 最近、ドイツ人の友人と会う機会があり、半年ぶりぐらいだったので世間話にも花が咲いたわけだが、その中の話題の1つで、『親の介護』というものがあった。 もちろんドイツにも年金制度があるので、普通の人々は、老後は年金生活ということが一般的である。 だが、とても興味深かったのが、介護を受ける段階に入った時の、本人たちの、そして子どもたちの価値観が日本とは全然違うということだ。 ドイツでは、年を取ったら老人ホームに入るのが普通という感覚特に僕が「なる

日本の漫画やアニメのヒロインが『女らしさの塊』のように見えるようになってしまった

こんにちは、taigaです。 日本の誇るべき文化の一つに『漫画・アニメ』があるわけだが、今日はそれについて最近特に思うところを書いてみようと思う。 その昔は『漫画』そのものが大人から嫌われていた1970〜80年代頃までは、日本でも漫画という文化自体がまだそれなりに歴史が浅く、大人たちはとにかく『子どもの教育に悪い』と毛嫌いしていた。少し前だとクレヨンしんちゃんが当時の大人から『下品だ』と大バッシングを受けていたのと同じ原理である(まあ確かに当時のエピソードの多くは、お世辞に

女性のキャリアに関してはドイツも決して『楽園』ではない

こんにちは、taigaです。 先日、noteで下記の記事を見つけたので読ませていただいた。「子どもを産むたびに出世が遅れる女性地方公務員」と言うテーマだった。 僕はこれを読み、本テーマに関連して思い出した出来事があったので、ここにそれを投稿しておく。 ドイツは男女平等に関してはまだ割と保守的な国2021年の男女格差レポート(Global Gender Gap Report)でドイツは11位だった。ここ数年、10位前後を行ったり来たりしているので、ドイツはトップ10の常連メン

なぜ「男はATM」などという言葉が存在するのか?

こんにちは、taigaです。 本記事も、相変わらずインパクトの大きなタイトルだ。 「男はATM」 今でも日本でこのような表現が使われているのかどうかは分からない。だがこれは日本人なら恐らく一度ぐらいは聞いたことのあるフレーズであり、価値観アップデート中の僕ですら聞くたびに非常に不快な、何とも言えない胸クソな気持ちにさせてくれる言葉でもある。 『男はATM』とは、言い方を変えると『男は経済力』というのと同義だ。 しかし、そもそも日本の社会でなぜこのような言葉が生まれたの

「俺と同じだけ稼いだら家事も分担するよ」と言うのは実はものすごく卑怯な理由

こんにちは、taigaです。 今日も切り込んでいくつもりだ。テーマは題名の通りである。 夫婦における家事分担の論争に対して、僕が考えたことを語ってみる。 またもや男性に耳の痛い話かもしれないが、かくいう僕も日本にいたころは同じ考えで、『家事育児は稼ぎに応じて分担する』ことが普通だと思っていた。だがそれは恥ずかしい間違いだと気付いたのだ。 まあ、一皮むけるかもしれないと思って、ぜひ記事を読んでみてほしい。 ◆ 夫が妻に言いがちなセリフ「俺と同じぐらい稼いでくれるなら家事も分

家事をしない夫の多くは『見えない家事』をわざと無視している

こんにちは、taigaです。 またもや議論を呼びそうなタイトルだ。恐らく家事をあまりしていない、または自分では『手伝っている』つもりになっている人々からは「余計なことを言いやがって」と思われるかもしれないが、まあぶっちゃけていこう。 ちなみにこの記事は厳密には『夫』だけではなく、家事をしない人間全員に当てはまると思う。ただ『家事をしない人』とタイトルにいちいち書くと長くなるし、家事をしない夫は実際に多いので、まあそんな感じで進めよう。 さて、多くの皆さんは『見えない家事』

男女で能力における『性差』は本当に存在するのか?

こんにちは、taigaです。 今日はちょっと難しいテーマを語ってみたい。本記事の題名の通りだ。 もちろん最近は男女の枠にとらわれない性別も認知され広がってきているが、今回は男女ということで読んでもらえれば幸いである。 さて。どの国においても基本的に『男性は〇〇に向いている』『女性は〇〇に向いている』という感じで、一般化・ステレオタイプ・偏見など、様々な手法で性別のカテゴライズしているし、したがる傾向にある。 これはドイツもそうだし、日本もそうだし、世界中でまだまだそれに溢

ドイツで女性に『専業主婦』と言ったらものすごく怒られた話

こんにちは、taigaです。 さっきタイトル画像をアップロードして改めてプレビューを見ると、なかなかこれはキャッチーな題名だ。 タイトルはやや盛ってしまった気がする。別に怒鳴られたとかではないので、そこは安心して読んでほしい。 そんなわけで、今日はちょっくらドイツにおける『家事育児に専念していて、就労していない女性(専業主婦)についての考え方』について語ってみようと思う。 ちなみに、専業主婦(Hausfrau)ならぬ専業主夫(Hausmann)も存在するが、日本と同じよう