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ダメージ1を無視しない

最近読んだ「心療内科医が教える本当の休み方」という本が面白かった。

整体を仕事にしていると、緊張している人の体とリラックスしている人の体は触れるとよくわかる。けれど、どの方向からアプローチすれば変化を感じてもらえるかは人それぞれ。その一助になればと読んでみたら、思っていた以上に役立つ本だった。ポリヴェーガル理論、腹側迷走神経などの専門用語が並ぶが、読みやすいので日頃休めていないかも、と感じている人にはおすすめの一冊だ。

デイリーハッスルズ

本書の中で登場する「デイリーハッスルズ」というストレスを感じる日常の些細な出来事が、今の自分にはかなり多い気がしてハッとさせられた。
(ちなみに著者はこれを「毒の沼地」と表現している。他にもゲームのスプラトゥーンが自律神経に与える影響を述べていたりと、身近な例がたくさんあるので飽きることなく読了できた)

自分の思い当たるデイリーハッスルズを挙げると
・混んでいる電車内での
  座った瞬間に足を組む人
  無理やり背もたれに体を預け、隣を肩や肘で押す人
・ゴミを電車内に置いていく、道端にポイ捨てする人
・歩きタバコ
・すれ違い際の舌打ち(これは些細ではないが)
・職場の共同トイレでの水の出しっぱなし
などなど、枚挙に暇がない。

外だけでなく、家でもデイリーハッスルズはあるので一日に何回毒の沼地に足を突っ込んでいるのだろうか。夜には結構削られている状態でベッドに入っている気がする。

デイリーハッスルズをポジティブに変換してみる

このダメージ1を溜め込まないために
▶にげる
▶1ハッスル=1G
という選択肢を用意してみた。
電車内で先のデイリーハッスルズに出会うと
▶たたかう
▶にらみつける
を選択することが多かったが、結果得をしたことはほとんどない。

逃げるが勝ち、もしくはデイリーハッスルズをストレッサー(ストレスを与えるもの)と捉えず、出しっぱなしの水を止める度に「徳貯金箱に1G貯金できた、ラッキー」と考えてみるようにした。

ちょっと見方を変えてみる。
ダメージ1を甘く見てはいけない。


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