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眠るように泳ぎたい

今年から運動を始めた。
昨年は歩くことを目標にして、一日12000歩を達成した。
今年は歩く時間を確保することが難しそうなので、ジムを契約して水泳を再開している。

5歳から10年習っていたので、決して早くはないが泳げる方だ。
自転車の乗り方を忘れることが無いように、途中で足をつかずに泳ぐことはできる。泳ぐことは。

体力・肺活量・柔軟性の低下は20年前のイメージからは程遠い泳ぎ方しかできず、再開初日は何往復かするうちに「泳いでいるのではなく溺れもがいている」ような泳ぎ方になっていた。

それでも何度か通ううちに、いろいろ思い出しながら泳げるようになってきた。さらに、今では整体を仕事にしているのもあって、体の構造についての知識がある。

子どもの頃はがむしゃらに泳ぎ、フォームも理解できていなかったが、今は違う。上半身は肩甲骨や肘、下半身は膝や仙骨の上下運動を意識することで、筋肉ではなく骨を使った泳ぎ方をイメージできるようになってきた。

上手く泳げると身体はとても落ち着いている。呼吸は水中でゆっくり吐いて、一瞬顔を上げて息を吸う、通常よりも落ち着いた深い呼吸ができている。泳いでいるときは瞑想や座禅中に近い脳波が出ていると思うし、心拍数は心地よく上がっている。

仕事の前に20往復。眠るように1km泳いで仕事に向かう。一年でどう変化するかが楽しみだ。

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