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[アフターコロナ] 路上ライブが経済を救う!?

前置き

コロナの影響で、ライブ・エンターテイメント市場(音楽コンサートやツアー、舞台、スポーツなどの)への悪影響は未だ続いている。

来年1がつまでの1年間に受ける損失額について、6900億円に上り、年間市場規模の77%が失われるという調査結果が発表された。

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電子チケット制ライブ配信による新たなライブ業界の対策は進んでいるが、残念ながら、ライブ配信では、まだリアルのライブと同等の感動や体験を得ることができていない。

今回の投稿では、中国で起きているある現象から日本においての音楽市場をどう救うことができるか?についてお話ししたいと思います!

それではいきまっしょう!

『屋台が中国の経済を救った』

コロナの影響で、失業者に溢れた中国では、一番トレンドになっているのが屋台経済である。

実店舗の初期投資がなく、雇用を見つけるのも難しい今、あらゆる老若男女が、屋台にチャレンジしている。

今や、毎晩に月10万人の屋台オーナーが生まれており、国を挙げての大ブームを起こしている。

一昔前まで、屋台を出すのは貧乏人だと軽蔑されていたのに、お金を稼げるならメンツも捨てられるアグレッシブさが中国の屋台マインドである。

中には、大手IT会社のCEOが屋台ブームに乗っかって、道端で自社求人をしたり、大手カラオケチェーン店の創業者も、屋台を抱えてマイクや音響を売っている。

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屋台を始めるにあたっての3つのメリット
◆初期投資の低さ
◆店舗の在庫処分
◆ライブ配信との相性が良い

落ち込んだ経済を立て直す手段として復活した今年の屋台経済は、ライブ配信との相性がとても良い。例えば、息子とお母さんが一緒に、屋台で化粧品を売りながら、その様子をライブ配信している。よって、多くの消費者に自分の屋台の魅力を届けられるように変化した。また、Tiktokでもこのようにリアルとライブ配信を同時進行で行うことで、インフルエンサーの世界観を構築していく人もいる。

屋台経済の音楽業界版とは?ミュージシャンの受け皿に、ライブ不足の不満軽減に効果。

では、屋台を音楽業界に置き換えるとどんなことが言えるだろうか?


路上ライブ経済である。


路上ライブをするアーティストの3つのメリット
◆初期投資の低さ
◆コミュニティ化による集客
◆ライブ配信との相性が良い

日本において、「路上ライブ」という行為自体が
まだまだ浸透しておらず理解してくれる方や環境が整っていません。

そんな中、屋台と路上ライブのコラボによって、経済のプラスになるという仮説を立てるとどんなメリットが浮かんでくるでしょうか?

◆観光業としての利用
◆地域への経済効果
◆新人アーティスト発掘の場

屋台と同じく、定期的に路上ライブが屋台のような感覚で行われていると、県外からくる利用者も増えてくるであろう。単に、路上ライブではなく、そこに屋台があり、賑わいがあると、一つの観光業としての利用法になる。

ライブ会場での3蜜の改善策が未だ明確になっていない今、路上ライブ×屋台というコラボが日本の経済を支える解決策になるかもしれない。

また、今や音楽業界において、新人アーティストは様々な形でデビューを果たしている。

Official髭男Dismのようにレーベルのプッシュがある王道なやり方から、YOASOBIのようにレーベルと大学のコラボレーションから生まれるクリエイティブなやり方、そしてTiktokからストリーミングやYoutubeへと注目を浴びてデビューするやり方まで、様々ある。

最終的に、レーベルや事務所はライブを見て新人アーティストへの判断を決めるパターンが多い。

つまり、いかにバズりヒットを出しても、実際ライブでどのくらい魅力的なのか?が重要である。

それを、路上ライブ×屋台のコラボを実施することで、新人アーティストを発掘できる一つの場として成り立つのではないだろうか?

今後、ライブ配信がさらに加速化する中で、人はリアルに体験できることを今まで以上に求めていく。

リアルな体験には、肌感があり、熱狂できる「場」があり、人との交流がある。

屋台×路上ライブ×地方×ライブ配信

起こりうるかもしれない。

MATたいが



國井大河です!よろしくお願い致します! さらに、活動を大きく進めてまいります!