アーティストとして活躍するために必要なスキルとは?
アーティストとして活躍するために必要な3つのスキル
1. 〇〇力と〇〇力
2. 〇〇の感覚を持つ
3. 最も大切なスキルは〇〇
今回はこの3つのスキルについてお話ししたいと思います。
メジャーアーティストになると周りからの過度な期待と感じると、それがプレッシャーになっていしまう経験がありませんか?
実は、多くのメジャーアーティストが同じ悩みを抱えているんです。
では、そのプレッシャーから抜け出すには?
いろんな考え方があると思うのですが、一つヒントをもらっていると僕は思うのです。
つまり、メジャーアーティストだからこういうことできるでしょって人が言うのであれ、メジャーアーティストってこういうことが「できる」と思われる存在なんだと自覚すること。そして、できるようにすればよいだけなのかもしれない-これが一つの考えです。
メジャーアーティストだから、メジャーという枠が自意識過剰になっていると感じます。
世の中のアーティストの振り分け方
こちらのグラフを見ていただくと、世の中のアーティストが4つのカテゴリーに振り分けられていることがわかる。
1. メジャーアーティストとして活躍している
2. インディーズとして活動し、活躍している
3. インディーズとして活動しているが、売れていない
4. メジャーアーティストだが、売れていない
世の中のレーベルや音楽関係者は、メジャーかインディーズかで切りすぎている。
しかし、現実はメジャーかインディーズかでの評価より、活躍しているか売れていないかが判断基準です。
日頃から大切にするべきことは、メジャーという役職よりも、より多くの人に共感してもらえているかです。
これは、音楽業界だけの話ではない。
例えば、大学を出ているか出ていないのかと置き換えて、自分を当てはめることもできます。
そして、4のメジャーアーティストになったが、売れていない歌手が思いのほか多いのです。
確かに、デビューするときには役に立つかもしれない。
それだけ注目されるし、最初からタイアップや主題歌が決まっているし、ある程度の予算もレーベルに出してもらえるケースが多い。
そして、野球でいうと早めに打順(チャンス)が回ってくる。
でも、チャンスは早めにくるけど、そこでヒットが打てなければ、次の人にチャンスが回るだけ。
では、「1」「2」に行くにはどうしたらいいか?
1. ソリューションとクリエイティビティ
ソルーション=何かの問題を解決する能力があるか?
クリエイティビティ=何か新しいものを創造できるか?
アーティストであれば、一人でも多くの人に感動と笑顔を与えることができるかというミッションを解決できるかどうか?という立場にいる。
そのために、自分の時間と能力を全部注ぎ込む。
アーティストとして、人々が持っている課題をクリエイティビティによって、解決していくことが求められています。
「メジャーアーティストだから」って言ってくれるのは契約期間内だけ。
そこから先は、関係ない。
この解決力と創造力を身につけるには、デビューする前の行動がとっても重要になります。
それが・・・
「失敗の実験」
メジャーアーティストになれた!という一つの壁を突破しているため、この先の失敗が怖い。
でも、できることは限られているはずだ。
僕の場合は、音大を出てロサンゼルスに拠点を移した後で、トライしてみて大失敗の連続だった。
想像していたより社会は厳しかった。
なかなか、音楽での仕事を受けることができなかった。
1年で、ステージに立てたのはたったの1度だけ。
しかし、僕は大失敗の連続により、不得意な分野を知るためのトライ&エラーと捉えた結果、ここなら活躍できる!とアーティストプロデュース&マネージャーという仕事を見出すことができました。
では、そのポジションをどのように見出すのか?
それは、〇〇の感覚を持つことが不可欠なのです。
それは一体何なのでしょうか?
2. 客観的な感覚を持つ
音楽業界においてアーティストに必要な感覚は、”客観的な感覚”です。
客観的な感覚=第三者としてモノを見たり考えたりすること
「人々」の中に自分を置き、自分がどういうアーティスト性で、どういう曲を歌ったら共感してもらえるか、客観的に見たことがあるでしょうか?
アーティストには、人々がどこに共感するかを理解しないと、ヒットするのは大変です。
つまり、自分のアーティスト性や音楽性を客観的に見定められる力が必要なんです。
僕は、客観的に自分を見て、歌手としてのポジションより、誰よりもアーティストの気持ちを理解し、成長させることがより多くの人々を幸せにできると確信しました。
↑こちらが、僕が歌手からプロデュース業に移った1番初めの作品です。
そして、この動画をきっかけに、歌ってくれたアナ・ヴィージャがのど自慢THEワールド初2連覇優勝者になり、今につながっています。
有名なメジャーアーティストで、10年20年と活動を続けられている方は、客観的な感覚に優れた方なのです。
たくさん歌手がいる中で、同じ枠でかぶったらキツイですよね?
もし、あなたがメジャーアーティストになる!ということだけに執着しすぎて、客観視して、「自分はどんなアーティスト性を持ち、どんな音楽を届けるのか?」と問いかける意識が薄いかもしれない。
せっかくメジャーレーベルとの契約があっても、ヒット曲が出ず、周囲の信頼を勝ち得ることができない場合。
つまり、「4」のポジションに陥ってしまっている人は、自分が「できる」と思っていることと、本来「できる」ことの間にズレが生じているのに、そのズレを自覚できていないのかもしれません。
もし、自分だけ幸せになりたいのなら、好きな音楽を好きなだけやればいい。
でも、そうじゃなくて、10年20年活躍し続けるアーティストになりたいのであれば、自分にできることは何で、横には誰がいて、どういうライバルとなるアーティストがいて、という客観的な感覚を身に付けないと継続的な活躍はできない。
これの学び方は、過去の成功し続けているアーティストから学ぶことができる。
自分と共通点の多い、成功しているアーティストを見つけると、その人の失敗・成功から学べる。
これは、未だ成功していない多くのアーティストに共通する問題点である。
それぞれのアーティストにとって、成功できるポジションはたくさんあるわけではない。でも、何かは絶対にある。
3. 最も大切なスキルは、モデル化である。
さて、ここまで読んでくださった方は、いかに人々の問題を解決するソルーション力、創造的にアプローチするクリエイティビティ、その全体を客観視することが大事か理解していただけていると思います。
最後に、アーティスト が最も大切なスキルは、モデル化です。
音楽においてのモデル化とは、音楽の仕組みを単純化し、データなどで表すことです。
音楽のように、センスや感覚が必要なことでも、音楽理論からアプローチすることによって、流行りに惑わされず、臨機応変に対応できるのです。
どんなにメジャーアーティストになっても、不安やプレッシャーに悩まされている理由として、基礎が身についているか、いないかによって心の持ちようが違うと思います。
もし、まだ音楽理論を勉強したことがないアーティストは、ただ音楽を聞き流すだけでなく、コード進行やメロディだけでなく、各時代に流行っていたものから、そうでないものなど、細かく分析し、モデル化することをオススメします。
まとめ
アーティストとして活躍するために必要な3つのスキル
1. 解決力と創造力
2. 客観的な感覚を持つ
3. 最も大切なスキルはモデル化
國井大河です!よろしくお願い致します! さらに、活動を大きく進めてまいります!