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悪いところほどしっかり書かないと、見えてこない

企業分析を行うとき、業績に関する数字だけでなく
・扱っている商品がどれくらい売れるか
・その分野は将来どれくらい成長するのか
といった数字では判断しづらい部分も考える必要になる。

商品の売れ行きなどは予想の範疇から出ることはないが、大雑把な予測は立てられる。

この予測を立てるとき、頭の中だけで行うといい予想しか出てこない。株価上昇につながる都合のいい予想だ。リスクを必死に考えても頭に浮かんでこない。


悪い点がなかなか出ないとき、私はその企業に関することを全て紙に書き出す。

つまり客観的に見る。


人間の脳は素晴らしいと思う。

私にとって都合のいい情報だけを選別して届けてくれる。生活しているだけならモチベ維持につながりとても脳内ハッピーだが、このまま企業分析すると3ヶ月後くらいにアンハッピーだ。

株はほっといと下がるものはハッキリ分かりやすい。これはその企業の持つリスクを把握できた場合だ。把握に失敗しているから、ジョーカーをつかまされることになる。

把握に失敗しているとき、高確率で企業分析をサボっている。サボってはない、紙に書き出す手間をサボっている。


脳は勝手に悪いところを排除してしまう。それだけに紙とペンはいまだに有効だ。

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