キャッチコピーの基本 77のテクニック
【目的】
相手の心に刺さるキャッチコピーの作り方を学ぶ
【本の概要】
相手の気持ちを掴むタイトルや見出し、現場で売れるコピー
これらを9つのステップ+77のテクニックで明らかにしていく
この本を読んでみて、
・新たな学び
・過去学んだが改めて大事さを実感できたもの
に絞って、抜粋していく
(なお、各No.は本に書かれているものに対応させてそのまま抜粋しています)
2.強い言葉を使う
「印象に残る」「心に刺さる」「行動したくなる」
こういった影響を相手に与える言葉を”強い”としており、同じ言葉でも自分や相手の状況によって、”強い”かどうかは変わってくる。
しかし、”強い言葉”になる可能性を上げる方法は存在し、
1)抽象的ではなく具体的に書くこと
2)ついつかってしまいがちな常套句を避けること
がそのポイントとして挙げられる。
1)の例
「口どけの食感が新しいんです」
→「口に入れた瞬間に溶けてなくなっちゃうんです」
ついつい使ってしまう常套句
「こだわりの」「厳選された」「隠れ家」
→見慣れすぎて差別化にならない→相手に刺さらない
2)の例
「厳選された新鮮な鶏を炭火でじっくり焼いています」
→「朝引き薩摩鶏を備長炭でじゅわっとジューシーに焼き上げました」
5.みんながいいたかったことをスパッと言う
誰もが心のなかに思っているけど、言葉にできないことが良い
例)
女性の多くは、男性で一番重視するポイントを中身と答える。
しかし実際は、カッコいい・カッコよくないではなく、生理的にOKかどうか。その基準をクリアした人でしか、まず判断基準に満たない。
6.気持ちを込める
発信者の気持ちが強く入っていると、言葉は自然と強くなる。
※売り手や作り手は思いが偏っているので、あくまで客観的な立場で発信することが大事。
12.予言してしまう
リスクを負って予言していい切ることで、心に残る言葉が生み出せる。
例)
占い師や霊媒師の話に説得力があるのは、いい切っているから
習性として、人間は他人に自信を持って断言されるとつい信じてしまう。
例)
「この春夏はブーサンが流行するかもしれない!」
→「この春夏はブーサンが来る!」
※ブーツサンダル
+受け手を納得させる根拠を提示すれば、信憑性が一気に増す
15.命令して言い切る
命令は、反発の感情を招きやすい
しかし、反発のようなアンチの感情を抱かせている時点で、心を動かしていると捉えることができる。
さらに、「✗✗しないでください」といった否定を加えると良い。
例)
「本気でやせる気がない方は、申し込まないでください」
21.つぶやいてみる
誰かがつぶやいたような言葉でコピーを書くと、受けても自分がつぶやいたように感じてもらうことができる。
→結局、みんなの気持ちを代弁するということ
22.共感を得られるようにする
受け手の共感をえるためには、思ってるであろう気持ちをストレートに書く
例)
「春はかわいいだけじゃイヤっ!」
24.ターゲットを絞る
コピーを読んで自分事だと思ってもらう
例)
「すべてのドライバーのみなさん」
→「自動車保険代を節約したい、週末しか運転しないドライバーのみなさん」
ターゲットを絞っているようで、実際に絞っていない
例であれば、実際は運転している人の大半は週末しか運転していないし、誰だって節約したいと思っている。だから、結局、一番のマスターゲットにピンポイントでアプローチしていることになる。
28.クイズ形式にして問題を出す
クイズで出す内容は、一般的な知識を問う問題にする。
目的は、セールスだとしても、広告したい商品に偏りすぎると受け手の興味が湧かない。
36.韻を踏む
言葉尻の音を合わせる=押韻
これを行うことで、フレーズにリズムが生まれ、受け手にとって心地よさが生まれる。
例)
「インテル入ってる」
「セブンイレブン、いい気分」
37.対句にする
例)
「頭のいい人、悪い人の話し方」
「金持ち父さん 貧乏父さん」
〈パターン1〉「✗✗である〇〇・✗でない〇〇」
例)
給料上がる人、下がる人
〈パターン2〉「Xな〇〇・Yな△△」→〇〇と△△は対立なもの
例)
「話を聞かない男、地図が読めない女」
〈パターン3〉「Xな〇〇・Yな〇〇」
例)
「ナゴむハワイ」「すがるハワイ」ガイド
「ドラッグやめますか?人間やめますか?」
〈パターン4〉「〇〇をXするな、〇〇をYせよ」もしくは「〇〇をXするな、△△をXせよ」
例)
「寿司を握るな、喜びを握れ」
「裸を見るな、裸になれ」
41.反語を使う
発信したい情報とわざと逆の意味の問いかけをする
例)
「信長は天才ではなかった」
→「信長は本当に天才だったのか」
一般的に常識と言われていることと逆の意見を述べたい時に良い
46.直喩でたとえる
「〇〇のような」「〇〇みたいな」「〇〇のごとく」
例)
「蝶のように舞い、蜂のように刺す」
感覚的に理解しやすくなる!
64.物に「人」をプラスする
受け手の多くは、商品のスペックには興味ないことも少なくない
→であれば商品そのものを伝えるのではなく、使うことによってどんないいことがあるのかを伝えるのが良い
例)
「なにげない毎日を、かけがえのない思い出に」
(娘が生まれて結婚するまでを疑似体験するムービー)
映像を見せることで、受け手は自分に置き換えて想像してくれる
76.黄金律で心を動かす
黄金律→「人類共通の感動のツボ」
ストーリの黄金律
①欠落した、もしくは欠落させられた主人公が
②遠く険しい目標に向かって
③色々な障害や葛藤、また敵対するものに向かっていく
最後に
・どうやったら他と差別化できるか
・どうやったら共感を得ることができるか
・どうやったら心を動かせるか
これらを考えながら作ることが大切だと学ぶことができた
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