見出し画像

2022年ベストアルバム10選

年明けてるけど書くわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(いつもの如く何も準備していない)(友人から貰ったワインを一瓶空けてたら年越直前だった)

↑これは2022年に再生した曲トップ100のプレイリスト
順不同です、spotifyのリンク貼ってます。

01. [Alexandros] / But wait. Cats?

『閃光』というシングルがスマッシュヒットを記録して、「さあアルバムはどうなる」と思っていたら思っていた以上に素晴らしいアルバムが来ましたね。タイアップ曲多めながらも多岐に渡るタイアップだったためか所謂キャッチ―一辺倒にならず。ストレートなロックナンバーである『Baby's Alright』『閃光』『Rock the World』『無心拍数』や、HIP-HOPのエッセンスも交えた『日々、織々』、アルバムならではといった飛び道具的な楽曲な『we are still kids & stray cats』などと、ジャンルこそ入り混じっているもののすんなりと聞けるのは流石ですね。全トラック通して5分超えの曲が無いのもその理由かと思います。
『閃光』で好きになった人に真っすぐ勧めやすいアルバムになったなと思います、非常にありがたい。(周りにオタクが多いので)

02. amazarashi / 七号線ロストボーイズ

今年も名盤を作ってくれましたね…。青森に掛かる国道名を名前に冠したこのアルバム、全編の中に漂う"故郷への郷愁"や"初期衝動"を『火種』で"呪い"として装填し、その火力を以て最後への流れに活かすというただただ素晴らしいとしか言えない作りとなっている。ファンを長くやっている人こそ刺さるであろう過去曲の引用(『空白の車窓から』)だったり、タイトルの時点で身構えてしまう『1.0』など、リスナーへ深く鈍い感覚を聴取後に抱かせながらも、11曲という多くない曲数でそれを抱かせるのが今のamazarashiの強さである事を認識させられる。(前作『ボイコット』が特に多い曲数だったから余計にそう感じるのかも)

03. NOMELON NOLEMON / POP

ボカロPであるツミキさんの新PJとして作成された今作。ボカロから人の歌唱に移った人々こそ最近は色んな方々がおられますが、単なる模倣でやった訳ではないのは本作を聴けば一目瞭然かと。
アルバム名からは想像出来ないくらいにぎらついたサウンドで始まる『rem swimming』や、「SAKKAC CRAFT」の流れを彷彿とさせる『ゴーストキッス』→『syrup』の繋ぎなど、ツミキさんらしさも残しつつもみきまりあさんの巧さが光っている箇所が随所にありこのコンビの上手い嚙み合いを堪能出来る良いアルバムだと思います。個人的にはラストトラックである『night draw』が『スイサイ/アンブレラ/ロクガツ/ドライフラワ』のような雰囲気を纏いつつもみきさん歌唱だからこそ見える色が見れてとても良かった。

04. PELICAN FANCLUB / 解放のヒント

結果として3人体制でのアルバム最後の作品となってしまった今作。
「過去の自分を抱きしめる」アルバムの中で特に輝いている曲の一つである『透明願望』で「どの答えよりヒントを頂戴/信じれるか僕が決めるから」と高らかに歌う姿が、アルバムのタイトルとも掛かってるギミックが素晴らしい。それだけに今作を最後にメンバー脱退によりソロPJとなってしまった事実が凄く悲しい。これからも素晴らしい楽曲を届けてくれる事は微塵も疑ってはいないが、それはそれとして。

05. SuiseiNoboAz / GHOST IN THE MACHINE DRUM

前作「3020」からの進化が止まらない。1stの頃とかはかなりフィジカルなバンドだった印象だっただけに今作のように同期と肉体的なサウンドが入り混じった『GHOST IN THE MACHINE DRUM』や、ジャズ・ファンク・ヒップホップを血肉にした曲となっている『マシンの風』『亡霊に遭ひし事』などと、『Liquid Rainbow』の頃からずっと続いているバンドのモードがどんどんと洗練されていってると感じるアルバムでした。このモードでのライブをまさか向井秀徳氏とのツーマンライブで見られるとは、というのも含めて良いアルバムだったな~。

06. ヒトリエ / PHARMACY

現体制となってから二枚目のアルバムとなった今作。ミドルテンポなダンスミュージックをとにかく肉体的なサウンドでやるこのバンドの魅力が遺憾なく発揮された『ゲノゲノゲ』から『Neon Beauty』まで繋ぐ流れがとても綺麗で、どこか懐古的な雰囲気を感じさせる『電影回帰』からギターでぶん殴るように勢いづける『Flight Simulator』→『ステレオジュブナイル』の流れを初めて聴いた時にはこのバンドを好きであり続ける理由を感じ取ったりもした。全10曲なのに36分で駆け抜けるという速さも彼ららしい。

07. 夏川椎菜 / コンポジット

「合成」という意を持つタイトルが表する通り、様々な作家陣が関わって夏川さんの魅力に掛け合わさって様々な映像を見せてくれるアルバムだと思う。USG田淵さんらしさがこれでもかと発揮された『ハレノバテイクオーバー』から射出されるように始まり既発曲も織り交ぜながら最後まで駆け抜けていきながらも、その道筋に夏川さんの色が色濃く残っていると断言出来るのは本人作詞曲が半分近く(6/13)を占めているからであろう。”喜怒哀楽”をテーマにした様々な楽曲群を最後にまとめ上げるのが既発曲でありながら大団円を演出出来る『クラクトリトルプライド』であり、この曲も田淵さん作曲だというからもう頭が上がらない。何者なんだ。

08. 結束バンド / 結束バンド

(曲名バレあり)
今年放映されたTVアニメの中で間違いなくタイムラインが一番盛り上がっていたアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」の劇中歌をまとめたアルバム、というにはあまりにも惜しい。何故ならこの結束バンドの展開があまりにもロックバンドのソレだったからだ。ジャケットこそキャラが登場しているものの、キャスト表記やキャラ名はCDを買わないと確認出来ない(キャストを表記しないようにされている)からこそ、バンドの実在性を高めるスパイスとなっている。これがWEB3.0なんですよね(?)
曲順も、OPである『青春コンプレックス』→c/wである『ひとりぼっち東京』から間に本作初収録曲を挟みつつも最後まで本編で流れた通りにほぼ進むというサントラのような流れではあるが、それがそのままアルバムとしての完成度を補強しているのが面白い。特に『ギターと孤独と蒼い惑星』→『カラカラ』までの流れなんてロックバンドのアルバムでもかなりの必殺技めいた流れであるはずなのに、それだけに留まらず『フラッシュバッカー』→『転がる岩、君に朝が降る』の流れは1stアルバムで出していいのかってくらいに綺麗。だからこそ、「劇中に登場する女子高生バンドが自主制作で出したアルバム」として見るとあまりにも綺麗すぎるといういちゃもんめいたケチもつけたくなる。それ程までに良いアルバムだった。

09. 山中さわお / Muddy comedy

2020年の山中さわおはアルバムを三枚制作するという訳分からんペースで作っていたが、今作はツアーもあり1年半程空いてのアルバムとなった。現在the pillowsの活動はかなり落ち着いている(ツアーやったりはしているけど)が、ことソロとなるとかなり今の印象は活発的になっている。というのも本作のサウンドがあまりにもピロウズに沿ってきているからだ。以前からも本人がインタビューで「ピロウズはソロ的な作り方をしていて、ソロ活動の方がバンドらしい作り方をしている」と言っていたが、タイトルトラックである『Muddy comedy』のイントロを聴いた瞬間にそれがありありと分かるベースだったり、バンドメンバーによって追加されたパートがあったりと、ライブを繰り返す中で良い空気が生まれているんだろうなというのが音源にも表れている一枚だと思う。サウンドも近年のピロウズでのオルタナとロックンロールが溶けあったような、一発でさわおさんだと分かるようなサウンドがふんだんに盛り込まれていたりと、ソロ活動を追っていない人にも聴いてほしいアルバムです。『壁の穴と少年』とかピロウズでやっててもおかしくないと思うんだけどな。

10. V.A. / THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS TO D@NCE TO TOO!

サブスク配信無し(ライブ会場限定販売CD)
一応公式で視聴動画は上げてくれているのでこれらを聴いてほしいですんですけど、絶対買うぞってなった決め手の曲は↓これ。

やりたい放題か?????

Tr.01 Stage Bye Stage -emon(Tes.) Remix-
Tr.02 O-Ku-Ri-Mo-No Sunday! -ヒゲドライバー Remix-
Tr.03 OTAHEN アンセム -Massive New Krew Remix-
Tr.04 お願い!シンデレラ -山本真央樹 Remix-
Tr.05 Tulip -TAKU INOUE Remix-
Tr.06 14平米にスーベニア -広川恵一 Remix-
Tr.07 レッド・ソール -烏屋茶房 Remix-
Tr.08 アタシポンコツアンドロイド -北谷光浩 Remix-
Tr.09 Last Kiss -ESTi Remix-
Tr.10 Pretty Liar -ミフメイ Remix-
Tr.11 Secret Daybreak -石濱翔 Remix-
Tr.12 つぼみ -DJ'TEKINA//SOMETHING a.k.a ゆよゆっぺ Remix-

公式リリース文より

元々シンデレラガールズに参加している作家陣が好き勝手にリミックスするCDシリーズで、今回も化け物みたいな面子になってましたね…。だからこそ会場限定CD(期間限定通販もあったけど)だったのがとても惜しい。

以上です。

youtubeで上がっている歌動画とかをまとめたプレイリストだったりを作ったり、

ぼざろの扉絵の元ネタを貼ったり、

月ごとのプレイリストを作ったりしてたらいつの間にか一年が終わってました。来年はもっと何かを頑張りたいですね(説得力皆無)
それでは、来年も皆さんが好きな音楽に出会える事を、生まれる事を願ってます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?