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じゃがりこは世界を救えないけど、世界を豊かにすると思う。@おの

みなさん、おはようございます。
こんにちは。
こんばんは。
T A I D E Nのおのです。

休日が一度もない月です。
火曜日ぐらい休んだっていいじゃないですか。休読日ですね。
今週も張り切って休んでいきましょう!

今週のテーマは「食」。
いや、本当に僕はお母さんと、わっせと咲さんが作ってくれる料理が好きです。
早く食べたいなぁ。。。

今週が「食」ということを忘れ、
先週の回で、何故か取り乱してしまったことをこの一週間ずっと後悔していました。


改めて言います。
僕の好きな食べ物は唐揚げです。
概念レベルで唐揚げのことを好いています。
おいしい唐揚げ屋さんがあれば、コメント欄で教えてください。
唐揚げと名乗る竜田揚げ・フライドチキン・チキンナゲットがあれば通報してください。

あら、また取り乱してしまいました。スミマセン。



さて、本題。
これは至極個人的なお話なのですが、僕が概念的に好いているものがもう一つあります。
それは「お菓子」です。

肉体の存続、種の繁栄において全く必要のない栄養。
ちゃんとご飯を食べていれば、最低限僕らは生きていけるはずです。

でも、調べてみるとお菓子って8000年前からあるんですって。

お菓子の起源は、およそ8,000年前のエジプトで作られていたパンだとされています。
エジプトは小麦の栽培と製粉技術を、世界ではじめて生み出しました。そして小麦を練って焼いたものを主食として食べていたそうです。これがパンの原型です。その結果、安定した食料が確保でき、古代エジプト文明が発達していきました。
その中でナツメヤシ、牛や山羊の乳が使われはじめ、甘味や風味付けとして発展します。これがお菓子の原型です。

世界を追いかけるように、日本でも紀元前からお菓子という存在があったようですね。

縄文式文化の頃農耕中心の生活でほしいい、焼米、米の粉、豆の粉のほか、餅や飴などを製す。

もちろん、起源をさかのぼれば、料理の派生形でしかないでしょうし、
もっとこうしたら美味しくなるかも、そういった探求心だったのかもしれませんね。

でも、中2の僕が、
数少ないバレンタインデーのチョコをもらったあの子に喜んでもらいたくて、
おいしいって笑顔になってもらいたくて作ったクッキーのように、
いつしか、誰かを笑顔にするための道具になってきたんだと思うんです。

(結果、大量に作りすぎて徳用みたいなクッキーを渡したことで、僕の恋は終わりを迎えました。つまり、僕のプーさんクッキーはお菓子ではなかったということですね…)

でもお菓子がそんな道具になれたのも、
お菓子が“生きるために必要最低限”な存在じゃないから、だと僕は思っています。

とっても当たり前のことなんですけど、
求めていなかったサプライズがあるからこそ、
プラスアルファの存在だからこそ、
人を楽しませ、笑顔にできる、豊かにできるんだと思うんですよね。


業界の隅っこからではありますが、
僕が携わっている“広告”というお仕事もそんな存在だと思っています。
(もちろんクライアントはいるけれども)別に誰に求められるものでもなく、必ずしも喜んでもらえる存在ではないかもしれない。

でも、あなたの心を動かせるかもしれないし、
誰かの人生だって変えてしまう可能性だってある。
(幸せなことに、そうやって広告に人生を変えられてきた素敵な仲間たちがたくさんいます。)
(広告論ついては、いつかそーかいが熱く語ってくれると思います。)

僕もあなたの人生に少しでも関われる人間でありたいし、
そんな広告に携われたらいいな。
少しでも僕と人生の一部を重ねてくれる人がたくさんいて、
その人たちが僕のお葬式を彩ってくれるように、
この先にそんな日が続いていると信じて、僕は今日もデスクに座ります。

そういった意味では、“お菓子”も“広告”も
僕らが目指している「文学」のひとつの表現だと思っています。

ヒトが誰かのことを想って、起こされた一つひとつの行動の積み重ね、
その総称のことが文化であり、僕らの目指す文学の一つの側面なのではないかなと勝手に僕は感じています。


もちろん、これらは必要最低限のインフラを支えてくださる方がいなければ、
あっという間に不要になってしまう儚い存在ですし、その存在は目に見えません。
でも確かに価値があって、僕らはそれに惹かれてしまうんですよね。

仮に文学のことを
ヒトが誰かのことを想って、起こされた一つひとつの行動の積み重ね
だとするのであれば、
りせちゃんに作った僕のクッキーは間違いなく文学だし、
そのエピソードであなたが少しでも「悲しい」、「嬉しい」「面白い」って感情が動かしてくれたのであれば、このエピソードはお菓子なんだなと思います。


僕らの文学であなたの人生に少しでも彩りを足せるように、
まずは、文章の書き方を学ばなければと思う、6月の始まりでした。
ちなみに僕は下記の東ハトさんの「お菓子を仕事にできる幸福」という本に影響を受けているので、貼っておきますね。

最近、就活関連で後輩たちの話を聞く機会が多かったので、
いつになく取り留めもなくなってしまいました。申し訳ありません。


ご参考までに、僕の一番好きなお菓子は「じゃがりこ」です。


お粗末な文章に今週もお付き合いいただき、ありがとうございました。
来週こそは休読してくださいね。

それでは。

ぶん:おのこうた。

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