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衣について@おの

みなさん、おはようございます。
こんにちは。
こんばんは。
T A I D E Nのおのです。

関東は梅雨入りはまだですが、湿っぽい暑い日が続きますね。

まだ5月だっていうのに、
少しずつ夏の足音が聞こえてきて、胸が高鳴る気持ちと、
でもちょっと憂鬱な、こんな時期が意外と愛おしかったりしますね。
(梅雨の時期の通勤電車はジメジメするので嫌いです。)

さぁ今日もやってまいりました、休読日担当のおのの出番です。
今日も張り切って休んで参りましょう。

そんな湿っぽい日が続く、今週のテーマは「衣」なんだって。
noteぐらいはカラッといきたいですね。頑張ります。



突然ですが、
“あなたの好きな食べ物はなんですか?”



なんでこの質問って
「血液型何型?」っていうぐらいカジュアルにされるのに、

「あなたの座右の銘を教えてください」っていうぐらい
難しい質問なんだろう。

猫は魚が好きだろうし、
猿はバナナが好きだろうし、
馬はニンジンが好きだろう。

たとえ、隣の家の猫のたまちゃんがキュウリ好きでも、
そんなに驚かなし、特段の感動もない。
(もしかしたら猫好きなら驚愕なのかも。
僕は断然犬派です。でも猫も可愛いですよね。好きです。)


でも、僕は可愛いあの子が、
オムライス好きだったら、きっともっと好きになってしまうだろうし、

ちょっと苦手なあいつが
ピザ好きだったら、ピザをシェアして少しは仲良くなれるかもしれない。

大好きなキョードータマゴランドのオムライスが好きな人がいたら
一瞬で意気投合してしまうだろう。


ただ単に料理名を言っているだけなのに、
僕らは、その前後にある文脈や、人柄まで感じ取ってしまう。

不思議な質問ですよね。
だからこそ、とっても答えづらい気がしてます。


ガキっぽいって思われたらどうしよう。
子供舌って思われて嫌われたらどうしよう。

こう言ったら少年のような気持ちを忘れない人だって好いてもらえるかもしれない。
スロベニアの郷土料理名とか言ってみたら、一目置いてもらえるかもしれない。



でも、noteでは赤裸々に、
自分自身と向き合うと決めたので、誤解を恐れずに
僕の好きな食べ物を発表したいと思います。


僕の好きな食べ物は「鳥の唐揚げ」です。


この世には、“唐揚げ”と名乗るものに溢れています。
ただ、みなさんお気づきでしょうか。
この世の半分以上の“唐揚げ”は詐欺師であるということを。

“唐揚げ”と名乗る“竜田揚げ”に、
“唐揚げ”と名乗る“フライドチキン”に、
“唐揚げ”と名乗る“チキンナゲット”に、
何度となく騙されてきた僕は、いつしか世界の平和を守るため
誰に頼まれるでもなく、「唐揚げパトロール」を始めたのでした…。

でも、そもそも
それぞれどんな違いがあるのでしょう…?

①唐揚げ
肉などを小麦粉や片栗粉の薄い衣にまとわせて油で揚げる料理。具や衣に下味をつけることが多い。天ぷらは下味はつけないことが多い。(実用日本語表現辞典より)
②竜田揚(竜田揚げ)
魚肉・鶏肉などに醤油とみりんで下味をつけ、かたくり粉をまぶして油で揚げたもの。揚げた色から紅葉の名所の竜田川にちなんでいう。(実用日本語表現辞典より)
ちなみに竜田川は『百人一首』でも登場しており、“紅葉の季節に川の一面が真っ赤な葉で埋め尽くされる景色の素晴らしさ”が詠まれているそう。
③フライドチキン
鶏肉に衣をつけて揚げた料理。調理法はカラアゲに似る。歯ごたえと肉のうまみが特徴。ケンタッキー・フライドチキンがフライドチキンを提供する代表的企業として広く認知されている。(実用日本語表現辞典より)
④チキン・ナゲット
骨なしの鶏の肉を一口大に切って揚げた料理。(実用日本語表現辞典より)

ふむふむ。

まずは、鳥の形状という観点で分類すれば、
①②③:④
そして、「衣」という観点で分類すれば、
在来種…①:②
外来種…③:④

‥‥


なんだか調べれば調べるほど、よくわかんなくなってきました。。


こういう風に
言葉や定義が自分の中で追いつかなくなることってありますよね。

でも自分の中には、明確に正解めいたものが存在していて、
その正解に近づけば近づくほど、
「そうそう、これこれ」って心地よくなっていく。

活字だけでは足りない何かを、
音声だけでは味わえない心地よさを、
僕はTAIDENのみんなと創っていきたいんだなと、
唐揚げは教えてくれていたんですね。
(お気づきの通り、長くなってしまったので、
 無理やりに、まとめに入りました。)

唐揚げは偉大です。
だからこそ、僕は唐揚げが好きなんですね。
もはや味を超越して、
“唐揚げ”という概念自体に惚れていたのかもしれません。

少しジューシーすぎるほどに、愛が溢れてしまいました。


冷静に、僕は何を書いていますか?
お粗末な文章に今週もお付き合いいただき、ありがとうございました。
ここまで読んだらもう決意は固まったはずです。
来週こそは休読してくださいね。

それでは、また。


ぶん:おのこうた。

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