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最低賃金について①~2種類の最低賃金~

皆さんは最低賃金について知っていますでしょうか。
正直自分はまだアルバイトしかしてこなかった身です。

今大学に通っていますが、ふと疑問に思ったことがあります。社会に出る自分たちに社会に出るためのルールを詳しく学校で教えてもらっていないことに。社会に出るうえで必ずと言っていいほど知っておくべき最低賃金。労働者である私たちが知る機会は少ないと感じませんか。これはおかしなことだと思います。なぜ教えてくれないのでしょうか。おそらく政府側は教えない方が国民は従順してくれると考えているのではと思ってしまうのは自分だけでしょうか。

そこで少し、自分もよくわかっていない最低賃金のことを記そうと思います。


最低賃金って、なんやねん!

最低賃金制度とは最低賃金法に基づき、国が賃金の最低限度を定め、使用者はその最低下賃金額以上の賃金を支払わなければいけないとする制度。

仮に最低賃金額より低い賃金を労働者、使用者双方の合意の下で定めても、法律により無効となり、最低賃金の額で定めたものとなる。

そして雇い主が最低賃金未満の賃金しか支払われていなかったら、最低賃金との差額を支払わなければならない。

それを破ると、罰金が科せられる。
罰金は地域別最低賃金だと最低賃金法より50万円以下の罰金。
特定(産業別)最低賃金だと労働基準法より罰則30万円の罰金になる。

何言ってるのかわからない単語は次を読んでいただくとわかります!

最低賃金は2種類ある⁉

地域別最低賃金

産業や職種関係なく都道府県内の事業場で働くすべての労働者とその使用者に対して適用される最低賃金。

各都道府県に1つずつ全部で47件の最低賃金が定められている。

特定最低賃金

特定の産業について設定されている最低賃金。
今は224件ほどあり、いろいろな業種があります。

最低賃金の適応者は?

実は最低賃金に適応されない人がいます。
一つは精神や身体に障害を負っている人です。
精神や身体に障害を負っている人は最低賃金で雇用を受付すると、障害を持っていない人の方が雇用されやすくなるという理由からです。
ほかにも断続的に労働する人や軽易な業務の場合はこれに含まれます。

最低賃金の適用される労働者の範囲|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

詳しくは厚生労働省が記載しているのをご覧ください。

今回はここまでにして、次回はどこまでが最低賃金の対象になるのか。
ex)残業代は最低賃金に含まれるのかなど。
見ていきたいと思います。

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