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スノーボードに行こう④ターン編

コミーの数少ない続いてる2003年〜趣味のひとつがスノーボードです。スノーボードは遊びですが、なんとなくやってるとなかなか上手くなりません。誤解しないで欲しいんですが、スノーボードは世界いち楽しい遊びの一つで、上達なんてしなくても十分楽しいです。
過去3本も併せて読んで頂けると嬉しいです。

でも、やるんならさっさとうまくなりたい!そんなあなたに送る短期集中連載、スノーボードうまくなりたい人向けの正しいメソッドをまとめます。私はプロでもイントラでもありませんが、これまで試行錯誤し、実績のある確かな方法です。

今回、いよいよ「ターン」です。これができると、自由にゲレンデで移動できるようになります。そしてきっと、スノーボードが楽しく好きになります。

1ターンを知る

■ターンとは

板の角度や向き、自身の姿勢を変えることで、板が進む方向を変える曲げる技術です。スノーボードが「できる」と感じる境界線は「左右ターンが自由にできる」ことだと思います。ここから急に楽しくなってきます。

サーフィンやウェイクボード経験者はあっさりできることでしょう。原理は違いますが、スケボー乗りの人もサクッとできちゃうと思います。スキーからの転向者は、ちょっと難しく感じるかもしれません。

■ターンの難しさ

スノーボードのターンは左右で全く違う動作なので、それらを同じように行うことはとても難しいです。人間の体の構造上、体の使い方や視線の送り方に至るまで何一つ同じことがないのです。(そのうち書きます)
他のスポーツスキーやアイススケートと比べて覚える動作ことが倍あるということです。いずれかが苦手な場合、自然とゲレンデの端に追いやられてしまいます。例えば、右ターンが得意で左ターンが苦手な場合、ゲレンデの右端に到達して横滑りで降りてくることになりますね。

2ターンの理屈

ターンにはいくつか種類がありますが、大別すると2つの動作があります。

  1. 直滑降から斜滑降に移るターン

  2. 斜滑降から直滑降に移るターン

1. 直滑降から斜滑降
2. 斜滑降から直滑降

1「直滑降から斜滑降」

「直滑降」から「①板を斜めに」して「②山側のエッジを使う」と斜滑降です。この2つの動作を同時に行う必要があります。この2つの動作自体は、スノーボードに行こう③直/斜滑降編で解説した通りです。

いきなりそんな簡単に斜め向か斜滑降にならないだろって人はコレをイメージしてください。

あら不思議

板を斜めにしエッジを使うと、必ず斜めに進みます。さらに角度をつけることで、板が雪面から受ける力はより大きくなり、もっともっと斜めに向かうようになります。この角度を「仰角」と言いますが、言ってる人を見たことはありません。(どっちだよ)

2「斜滑降から直滑降」

斜滑降の状態で、「仰角を小さく」し「エッジを抜く(エッジを使わないようにする)」と、雪面から受ける力が小さくなり、板は自然とフォールラインに沿うようになり、直滑降に移行できます。さっきの逆ですね。

3ターンの練習

1「直滑降から斜滑降」

「エッジを立てる」+「仰角をつける」の動作を練習します。今回は右に向かう方法を解説します。

  1. 平地で立ちます

  2. 板を右方向にズラし回旋させます

  3. 右側のエッジを立てます

反対側も練習しましょう。回してエッジを立てるのがポイントです。平地練習の時点で、左右の得手不得手は出てくると思いますが、あまり気にせず。
安定してできるようになったら、いよいよ緩い斜面で練習しましょう。

2「斜滑降から直滑降」

平地で練習するのは少し勝手が違うのですが、練習はしましょう。

  1. 平地で立ちます

  2. いずれかのエッジで立つ

  3. フラットに戻す

これを左右何度も繰り返し馴染ませて、好きなタイミングでできるようにしましょう。

3連続でターン

直滑降→右向き斜滑降→直滑降→左向き斜滑降→直滑降まて繋げられるようになれば、ゲレンデ内をどこでも自由に滑れるように…なるかなぁ。

組み合わせる

番外:木の葉落としの功罪

スノーボードには「木の葉落とし(以降「木の葉」)」という、忍者スキルみたいな名前の基礎練習があります。
木の葉は横滑りの状態で左右にスライドしていく技術で、エッジコントロールと左右の荷重コントロールを体得する上で効果的なトレーニングです。動作自体は簡単で比較的容易に習得でき、入門書やスクールでも積極的に紹介・レッスンしています。初級講習の受講の目安に「木の葉落としができること」とを挙げているケースもあります。

1木の葉のいいところ

木の葉によって、以下の行動が取れるようになるため、ゲレンデでの自由度が増すことは間違いないです。

  • 斜面を安全に降りることができる

  • 左右に進めるようになる

  • スイッチスタンスと逆方向に進む感覚をつかみやすい

2木の葉の問題点

  • 上達を阻害する
    「困ったら木の葉」という状態に陥りやすいという側面があり、上達の足かせになりがちです。気がついたら「一本ずっと木の葉で降りてた」なんてのはよくあるケースです。

  • 次のステップがない
    そしてもうひとつ、木の葉には「」がないです。(いいすぎ)木の葉をたくさん滑って一生懸命練習して得られるものスキルが(ほとんど)無いんです。

というわけで、コミーは木の葉をあまり教えませんね。

まとめ

4回に渡りスノーボードについて好きなように書きました。今の私が、スノーボードを始めた頃2003年の自分に伝えたいと思うこと、初心者と接するときに伝えていることを、わかりやすく書いたつもりです。これが絶対の正解ではないことは十分に理解していますが、そこそこいい線いってるとは思います。

これからスノーボードを始める人、うまくなりたいと思う初心者さん立てない人に届くといいなぁ。

気が向いたらスノーアイテム編その他も書くかもしれません。

おしまい。

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