あの時勇気を出して貴女の手を取ったから

いつも思うことがあるの。

選択は誰かに委ねず自分でしなくちゃ、後悔が残っちゃうって。

自分で選択しても後悔することって多いけど、「何でもいいよ」とか「好きなの選んでいいよ」とか、周りにいる誰かに選択してもらってると、いつかすごく後悔することになる。

前の恋が上手くいかなかったのは彼に嫌われたくなくて、彼の望む私を演じることを良しとして、自分の好きなものを全部諦めて、相手に委ねて自分で決めないって選択を自分が選んだから、こんな結果になったんだって思う。

もっと素直に好きって言っておけばよかった。

これは嫌って伝えておけばよかった。

別れたときはそんな風に数え切れないくらいの後悔が溢れてきたの。

でもそれから糸が切れたみたいにやりたい事を選択できるようになった。

家族が望む“私”を、周りの人達が望む“私”を、“いい子で優しい人”である事をやめたの。

そうしたから、今の私がいるの。

いい子をやめたのに誰もいなくならなかったの。

いい子をやめて、たくさん1人でいろんなところに行くようになって、そうして踏み出した先で貴女と出会った。

周りの目を気にする事をやめて、貴女の手を取ったから、貴女と付き合えた。

貴女に「愛してる」を伝え続けるって選択をしたから、遠距離恋愛かつ歳の差もあるけど何年も付き合えてる。

何かをするっていう選択も、何かをやめる、何かをしないっていう選択も、自分でしてきた。

全部後悔してないとは言えないけど、でもね、今私、すごく自分らしく生きられてるよ。

これからも私は選択をやめない。

貴女と最期の時まで添い遂げられるような選択をしていくつもりよ。

#あの選択をしたから

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?