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頸部ジストニア(痙性斜頸)になっちゃった。その5

長いトンネルへの入り口
頸部ジストニア(痙性斜頸)に熟知した神経内科へと受診までいたった僕。
先生に診てもらいやっぱりそうだという診断になりました。
ボトックス注射を、別日に打っていただきました。
チクっと痛いですが、これで良くなるならそんなの耐えられます。
胸鎖乳突筋、僧帽筋を中心に打ちました。
ただ、この注射、費用が高い!1回数万円します。
効果は、3、4か月持続するということです。

打つ前の時点で、首の動きの不自由さに加えて右肩の拳上も入ってきて
さらに症状に進行がきていました。

注射して、2,3日すると首が疲れやすくなってきました。
その後、頭を上げるのがつらくなってきました。
1週間くらいすると収縮を感じていた首、肩が弛緩してきたように感じました。
これで良くなる!と思ったら20日目くらいから顔が右に向くようになり、首の後ろ側(頭板状筋)が張ってくるようになりました。
これが業界用語でいう「モグラたたき」。
ボトックスによって弛緩した筋肉の代わりをするために他の部位が同じような症状になるように不随意運動を起こす。
首の後ろを触ると筋肉がモリっと収縮しているのがわかる。
こうなると座っているのも辛く、立っていると体が振るえるようになり、
歩行も首が安定しない、右肩が上がる状態で困難。
1日ほぼ横臥安静状態。
ボトックスは最低3か月は期間を空けないといけないことになっているので
もう我慢するしかない・・・
次回の注射は年明け2023年1月。
ただただ不安な日々が続きました。

張りによる痛みがひどく、不安による不眠もあったので
残っていたランドセンを飲むと痛みが多少緩和され、夜も眠れるのが救いでした。
先生にランドセンとチザニジン(筋弛緩薬)を処方してもらって今も飲み続けています。

結局、現時点の医療ではボトックスも飲み薬も対処療法でしかないんですね。
僕はこれで治ると思いこんでしまっていたので、モグラたたきの発症は相当ショックでした。



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