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2/21 「忙しさから抜け出すには、ネグレクトしてきた感情たちと向き合わなくてはならない。」
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「忙しさ、ってなんなんでしょうね」という話になった。「そうだな、感情をネグレクトしてる状態じゃないですか」。数ヶ月に一度のペースで奢りにくる、ものしずかな資本家の男だ。
— プロ奢ラレヤー (奢られ日記) (@philosopium) February 21, 2023
ある民族は、はじめて鉄道でほかの街に移動したとき、その場でしばらく立ち尽くしたという。「なにをしているんだ?」「ここに魂が追いつくのをまっている。」
いかにネグレクトしてきた感情たちと向き合うか、ということについて。
「あのときに思い切り泣いておけば、こんなにこじらせなかったのに。」という話をよく聞く。たとえば、恋人にわかれを告げられたとき、肉親にひどいことを言われたとき、あるいは、受験に失敗したとき、たっぷりと準備した努力が実らなかったとき。
多くのひとは、へたをすると精神の核の部分にとりかえしのつかないヒビが入ってしまいそうなくらいに大きな衝撃を耐えようとするとき、感情をネグレクトする。つまり、「いまわたしは、そんなことを感じていない。」と考えて、感情を保留しようとする。ときには、全く別の言葉をその感情にあてがえて、呪いをかけて裏垢でツイートする。そんなことは感じていない、とみずからに言い聞かせるように。
しかし、感情は保留できない。
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