見出し画像

「ゴミ」には恋愛小説があり、ポルノがあり、そしてSFがある。#ゴミの写真日記

ゴミが好きだ。

道端のゴミとの邂逅が自身の骨格を支えているような気さえする。ゴミを愛でながら、ゴミで在ることについて常に考えている。

きょうもまた、美しい #ゴミの写真日記

___

画像1

炭治郎がデモしてた。マスクが嫌いらしい

___

画像2

デモのおかげでカメラを撮り、いつも通り「はじめて出会ったゴミ」を撮る。これはぼくにとって儀式のようなもので、「これからゴミをみるぞ」という気持ちをつくってくれる。この儀式がないと、なんだか気持ちがわるい。みる力が弱まる感じがする(?)。

___

画像3

ほんとうに「空き缶」というものは美しい。この美しさをいつも世界に探している。美しいものを探しているというよりも、ぼくは「空き缶のようなもの」をいつも探している。空き缶のような美しさ。こないだあった尉鶲にも、それをみた。

なにが美しいかって、とにかく空き缶にはいつもちがう表情がある。表情こそがエロティックの根幹であり、ぼくにとって空き缶はその象徴なのだ。前から露出度の高い女性が歩いてきたけれど、ぼくは空き缶の写真を撮った。なぜなら、そこにエロティックがあったからだ。

___

ここから先は

1,838字 / 10画像

3分で読めます。『売り切れ』もマガジン購読してると読めます(掲載月に購読すれば)

3分で読める文章を、ほぼ毎日のように書きます。おれにケーキとコーヒーでも奢って話を聞いたと思って。まぁ、1日30円以下だけど...。

おすしたべる