11/12 「だれかの隣をすごすことでしか、けっして出会えない珠玉がある。」

ひとりでいることが、許される世の中になった。生活するためにご近所付き合いをする必要もなくなった。なにかを食べるために外に出てレジに並ぶ必要もなくなった。なにかをつくるためにレシピや、調理法をだれかに教わる必要もなくなった。なんでもひとりで、できる様になった。それでも、ひとりでも生き続けられるようにひとは進化してはいなかった。

ひとりで生きていくことは、できない。ひとりで生きていくことは許されているけれど、ひとりで生きていくことはできない。ひとは、必ずだれかを必要としている。いや、それは「必要性」ではない。必要はない。けれど、「必要のないもの」が欠落けつらくした人生は、けっして長く続いていかない。

無駄の排された人生に、もういちど向き合い、そして苦しむ、ということ。


だれかの隣をすごすことでしか、けっして出会えない珠玉しゅぎょくがある。ひとりで生きていると、ひとはすぐに「近所の吉野家」にいく。

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3分で読める文章を、ほぼ毎日のように書きます。おれにケーキとコーヒーでも奢って話を聞いたと思って。まぁ、1日30円以下だけど...。

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