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「マトモでいること」が難しい社会だ。それはとても大変なことだし、あまり得しないことだから。


ツイッターを見てると、あそこで「まともでいる」には、学校では習わない性行為のイロハを知らないといけないし、フェミニズムの最新の研究を知らなきゃいけないし、異国の「人種差別」っていう訳わからん風習に寄り添わないといけないから大変ですね〜、という話。

本文は最後まで無料です。オマケがあります。


まえがき

これはぼくが暇つぶしに散歩しながら思ったことを、数分の一筆書きでさらっと書いただけの文書だ。読みづらいとか、わかりにくいとか、そういう文句は一切受け付けない。


「まとも」ってなんだろう?


それは「誰にとっても都合が悪くない」ということのように感じる。つまり、その人が社会生活をしていく上で、その社会の人たちの「誰にとっても都合が悪くない」ということ。つまり、減点のない人だ。

それも「社会がまだ小さい頃」はワークしていたんだと思う。

だって、配慮しなくちゃいけない人間の母数が少ないんだから。そこには「村の掟」みたいなものが明文化されたり、長老に言い聞かせてもらえたりする。だから、基本的に「まとも」でいられた。

けれど、今はどうだろうか。


「ツイッター」という時空の狭間


社会はスライムだ。それ同士がどんどん繋がり、どんどん大きくなって、今度は分離して、そしてまたそこに壁が立って、断絶していった。それぞれが全く別の方向を向きながら、勝手に進んでいくようになった。

そんな「別人」たちが、ずっと「出会わない」のなら、まだよかった。けれども、実際はそうではない。世界は嫌になるほど繋がっていて、忘れたころに「こんにちは」とやってくる。

ツイッターは、ちょうど「時空の狭間」みたいで好きだ。そんな「こんにちは」がいつも行われる場所。言うなれば、実質の「ジャンプ・オールスターズ」である!

....と、ぼくは楽しんでいるのだけれど、見ているかぎり「こんにちは」される側の人間たちは「よくは思わない」ようだ。それもそう。これまで積み上げてきたものを燃やしに燃やされ、まるごと人格を否定され、「レイシスト」なんて呼ばれたりする。

ガンジーが助走した段階でレイシストになるレベルだ。そういう時代の到来を、ツイッターに感じている。


「まとも」は大変で、得しない。


例年に比べると、「まともな人」でいることは大変になった。ガンジーが「スーパーまともな人3」だったとすると、彼が「サイバンマン戦のヤムチャ」になる程度には大変だ。だって、今は社会は大きすぎる。問題も複雑すぎるし、多すぎる。

「まともな人」は減点されてはいけない。つまりゴールド免許だ。今の社会は「どんどん道路交通の環境がアグレッシブに」なり、さらに「際限なく罰則が増えて」いっている。どうやって車を運転しても、何らかの罰則を喰らってしまう。運転中に「お母さん」という単語を用いるだけで違反になったりする。もちろん、「黒」を想起させるアイテムも、発言もダメだ。

となれば、「ゴールド免許を保持する」ための最適解は、もう「運転しない」ということになってくる。「まともでいる」とは、そういうことだ。誰とも関わらず家でじっとして、自慰行為をしていても「女性蔑視社会を助長する、社会的に生きている価値のないヲタクニート」になってしまうわけだから、誰にも気づかれないよう静かに死ぬしかない。

一方、どんどん「異常者」が得する社会になってきた。小学生は「なりたい職業ベスト10」みたいなもので、みんな間接的に「異常者になりたいです!」と言っている。なぜなら、異常者が得をする社会になっているからだ。

どう考えても、365日欠かさずに商品紹介をし続けるのは異常だし、ニベアをお風呂にするのも異常だ。奢られて生活するのも多分異常だし、何もしない人を貸し出すのも異常だと思う。それでも、「得してそう」なのは、彼らの方なのだ。

これが「ポケットモンスター まとも/異常者」だとするなら、物凄い偏りである。みんなカイオーガが欲しいから、サファイアを買うようになる。カイオーガは強くてカッコいい!でも、グラードンは弱いし、絶対に生きづらそう。歩くとこないし。

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生きづらいグラードン

それでも、「まとも」で生きていくか?

そういう問いが、社会全体で立てられているような気がしている。まあ。僕にはあんまり関係のない話だ。勝手にやってほしい。縛りゲーも楽しいと思うよ。制約と誓約。やる人は「まともな人生」を、楽しんでネ。


【ここからオマケ】

「まとも」でいられなくなった人が集うスラムをやっている。ここからは、その「スラムの民」だけに向けて。「異常者として生きていくこと」について書いてみようと思う。ロード・トゥー・異常者。


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