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「断りベタ」を克服するために

はたして「わたしが奢られて生きているから」なのか、よく「断りベタ」についての相談をうける。断るのがヘタで、気付いたら搾取されてしまっていて、と。

ああ、これ知ってる。国家のシステムをハックして話題になった凄腕ハッカーを、逆に採用して味方につけよう!というやつだ。

ひとに頼ることで生きているやつなら、きっとその逆の「ヘタに頼られないコツ」も知っているはず・・・!という期待を感じる

さてさて、断りベタを克服する方法について、具体的なこと、抽象的なことをそれぞれ思いついた。きょうはマガジン読者限定の、永久保存版の記事ということで、少し気合をいれて書いてみよう。

うまく断るには、「先行頼られ」が効く。

うまく断るコツというと、なんだか一朝一夕の「必殺技」みたいなセリフがあるとか思われがちだ。ない。断りベタとは、そういう次元にない。その場で何をするとかではない。いかに「その場に持ち込むまえに、場をつくりあげておくか」なのだ。

たとえば、わたしは奢られて生きている。しかし、べつに「頼るセリフがうまい」わけではない。なんか「だれでもトキメク気の利いた一言」とかがいえるわけではないのだ。それよりも、わたしは「その場に持ち込む前」の準備がうまい。わたしは、そのテーブルに着く前にすでに奢られることが決まっているのだ。


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3分で読める文章を、ほぼ毎日のように書きます。おれにケーキとコーヒーでも奢って話を聞いたと思って。まぁ、1日30円以下だけど...。

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