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「嫌なこと、全部やめても生きられる」のまえがき



なんか本が出ます。


たくさん予約されると、プロ奢ラレヤーに奢りたい人が増えて、ツイートが面白くなります。ソシャゲの課金だと思って、予約よろしく。

そんなわけで、とりあえず「まえがき」と「目次」を公開しちゃいます。出版社には許可を取ってないので、怒られたら消します。許可とかダルくて無理。

目次もゲラからテキトーに撮った写真です。見辛いけど、よろしく。とりあえず予約してね。100冊くらい。





まえがき


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どうも、プロ奢ラレヤーです。

突然ですが、皆さんは「他人の金で焼肉が食べたい」「働きたくないけど、ラクがしたい」なんてことを思ったことはありませんか?

ぼくはあります。というか、いつも思ってます。

「できるだけ嫌なことはしたくない」「毎日、満員電車で通勤なんてムリ」「就活するくらいなら死んだほうがマシ」「働きたくない」「もう、ご飯たべてるだけで褒められたい」。そんな気持ちが、深夜になるとふと神の啓示のごとく湧いてきます。皆さんも湧いてきませんか?きましたね。

今回は、そんな「人生ダルいね〜」「ラクしたいね〜」「意識高く努力してガンガン生きてくのとかムリだね〜」みたいな価値観で、これまでなんとなく生きづらさを抱えながらも、どうにかこうにかギリギリとやってきた人たちに向けて、「こんな生き方でもやっていけたよ」「参考にできるなら参考にしてね」みたいなことを雑に語っていく本になっています。

ひとまずここで簡単にぼくの自己紹介をしておきます。ぼくは現在22歳で、19歳のときに某 理系大学を入学から半年で中退したのち、ヨーロッパをほぼ金なしで3ヶ月ほど散歩しにいきました。チェコのプラハではナイフを持った薬物中毒者に追いかけ回されたり、気分で登った謎の雪山で遭難して死にかけたり、オーストリアの中央駅では難民たちとゴミを漁って生活するなどの経験したりしました。お金がなかったのでヒッチハイクで移動し、たまたまたどり着いた田舎町の現地で出会った女の子と会って2週間くらいのノリで結婚(現在は離婚済み)したりしました。

そこから日本に帰国したあとは「プロ奢ラレヤー」として、ツイッターを介してだいたい月50〜60人ほどからメシを奢られる生活をかれこれ2〜3年ほどやっています。つまり、「他人の金で焼肉を食べる」のがぼくのいまの仕事です。そうです。他人の金で焼肉を食べています。これで、だいたいぼくのことを理解して頂けたでしょうか。

どうしてプロ奢ラレヤーなんて活動を始めたの?きっかけは?」

なんてことを聞かれることももちろん多いです。が、僕からすると「自然に生活していたらこうなった」という感じで、べつにこれが変わったなにかだとは思っていませんでした。

ヨーロッパから帰ってきたあとは、なぜかぼくに興味を持った"友達の友達の友達"みたいな人たちから「メシ奢るから会おうよ」という"奢り依頼"が絶えず、「まあメシ食えるならいっか」という感じで毎日だれかと会って、できた友達の家に泊まるような生活をしていました。すると少しずつ「あいつメシ奢れば会えるし、面白いよ」「奢ってでも会う価値あるよ」「お前も連絡してみなよ」なんていう形でクチコミが広がりはじめ、いつの日からか「あの人、メシ奢られるだけで生きてるんだって。気になる」「わたしも奢ってみたいな」「ツイッターでDMしてみようかな」なんてことをぜんぜん知らない人からも言われるようになっていました。なんのウケも狙わず、いつもどおり自然と生活していただけのアフリカのどっかの民族が、先進国のひとびとから「あいつらライオン狩っててワロタ」と勝手に人気になる現象に似たものを感じます。たしかに、ぼくもライオンを狩る人は好きです。

そんな感じの経緯でいつのまにか「プロ奢ラレヤー」になっていた僕なのですが、「奢りにくる人たちが個性的でなかなか面白い」「せっかく面白いのに、ただ忘れてしまうのはなんとなく勿体ないな」「なにかサクッとやれることはないか」ということで、奢りにきたひとの話をもとに「こないだ心臓で性的に興奮しちゃう心臓フェチが奢りにきたんだけど〜」「これは財産の差し押さえのバイトしてる人から聞いた話なんだけど〜」というような形で面白おかしくツイートをしていたら、ツイッターのフォロワーも増えて、いつしか約9万人に。フォロワーのうち10%が1回ずつ奢りにくると仮定すると、だいたい15年くらいは奢られ続けることができる計算です。まあ、トンデモ計算だけどね。

そんな中で、フォロワーが増えるにつれ、こちらが選べる依頼の数も増えていきました。ですが、その反面「フォロワーが増えると、書きづらくなることも多いな〜」と思うことも増えました。じぶん自身の話はもちろんのこと、奢りにきたひとの話も「ちょっと身バレするかもしれないので、ツイートはしてほしくないです・・・」と言われることも多くなりました。現在のツイッターは「血に飢えた動物の蔓延るサバンナ」なので、よくわからないことですぐに炎上したりします。なので、多くの人がビビるのも当然っちゃ当然です。ぼくも以前、箸を持っている画像をあげたら「お前は箸の持ち方が汚い」「育ちの悪さが伺える」「箸もマトモに持てないなら海外に移住しろ」とお箸界隈の方々に総スカンを喰らったことがあります。ツイッターはとてもおそろしい世界です。

と、そんな感じでツイッターが危険になってきたこともあり、ツイッターでは軽めの内容を継続してツイートしつつも、それと同時に少しリスクのある話などを「note」という文章を売ることができるサイトで月698円の有料メルマガを配信しはじめました。「ツイッターでは言えない話」をそこに書きはじめたわけです。

そんなこんなで、ただ奢られて、それを元にサクッと簡単な日記を書くだけでnoteから「月3桁万円くらいのお金」も口座に振り込まれるようになり、いよいよぼくもよく分からない人間になってきました。そんなよく分からないぼくの元に「ぜひ!うちで本を出しませんか!?」と出版社の偉い人がやってきて、そこで生まれたのがこの本というわけです。

「毎月そんなに儲かってるってことは、やっぱりタワマンとかに住んで豪遊してるの?」みたいに思われる人もいるのかもしれませんが、そんなことはありません。

変わったことといえば、いままではフォロワーの家を転々として家に住んでいなかったのが、やっと家賃数万円の家を借りるようになったこと、保護ネコを飼いはじめたこと、あとはサウナによく行くようになったことくらいのものです。これは「お金を使いたいけど、我慢してる」というわけではありません。単純にそそられないのです。タワマンに住んだとしても、べつに人生の面白さは直接的に高まらない。むしろ、クソ長いエレベーター乗車時間にイライラしてしまいます。それに、どんなに豪華な寝室も、しょせんは寝たら平等に真っ暗です。デカいキッチンも毎日のように料理大会でも開かないかぎりはムダだし、部屋が広くてもトイレまでの距離が長くなるだけ。高い金を払ってウンコを漏らすだけです。タワマンも家賃数万円のアパートも、そんなに変わらないのだから安いほうがいい。お金をたくさん使うということは、それだけお金をたくさん稼がねばならず、お金をたくさん稼がないといけないということは、それだけ人生に「嫌なこと」を増やさないといけないということですから。

と、そんな「嫌なことは絶対にやりたくない」という価値観を強く持ったぼくは、いつもSNSでは知らない人たちに「生意気だ」「そんなの許されるわけがない」「すぐに飽きられるに決まってる」「お前なんて死んでしまえ」と散々に叩かれ、誹謗中傷に晒されています。

でも、べつにそれで傷ついたりはしていませんw。むしろ「なんかみんな怒っててウケる」「みんな生きづらいんだなあ」「みんなも嫌なこと辞められたらいいのにね」「全部は無理かもしれないけど、少しくらいなら嫌なことの割合は減らせるんじゃないかな」なんてことを思っています。できることならぼくだけではなくて、ぼく以外の多くの人が「生きづらさ」を払拭できたらいいのに、と考えているわけです。

そんなぼくのちょっと風変わりな「お金観」「仕事観」「人生観」「ライフハック」「メンタル観」「人間関係観」などをこの本で皆さんに共有することで、少しでもみなさんの人生から嫌なことが消え、ラクに、そして、「わたしの人生、なんか豊かだなあ」と感じてもらえるようになってもらえたら嬉しいです。

お金持ちにも、インフルエンサーにもならなくていい。たくさんの友達も、フォロワーもいらない。それでもじぶん自身の人生を豊かにすることはできる。そんなメッセージが伝わってくれることを祈っています。



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「紙の本はいらねえ」というひとは、ぼくに送ってください。

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みんなで本を100冊くらい送って、みんなでプロ奢ラレヤーを苦しめよう!


というわけで、まじで予約が大事なんでよろしくです。予約によってアマゾンランキングが変わります。それを見て書店員さんが店頭にならべる冊数を決めます。それによってプロ奢ラレヤーの目立ち方が変わります。目立てば目立つだけ奢りにくる人も増えてツイートも面白くなります。課金してね。よろしく。

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