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6/10 「どうしても気力が湧かない時期の、効果的すごし方について。弱者のための生存戦略。」

梅雨に入り、全身に力が入っている。うまく血がめぐらない。日中をただじっとして過ごし、陽が落ちて空気の爽やかさが取り戻されたころに、ようやく動きがあるかどうか。

ジタバタしても始まらない。気力が落ち込んでいるとき、最も効果的なのは、落ちたところでじっと待つことだ。これ以上は落ちることができない。フローリングの冷たさまで伝わってくるような、最も低い場所で。横たわりながら、ただ天井を見上げて過ごす。

もうこれ以上はじっとしていられない。外に出て、空気をあびながら足を動かしたい。そういう衝動が沸き立ってくるときを、ただじっと待つこと。へんに無理やり動こうとしないこと。気力が落ち込んでいるのは、体力が足りていないからだ。

体力の消耗というものは、意に反することをしているときに最大化する。体力がもどれば、気力は自然と高まってくる。気力は体力と連動する。だから、気力が落ち込んでいるときは、体力をとりもどすことを第一に考えればいい。そして、横たわればいい。横たわることが、もはや「意に反すること」となるまで。ただじっくりと。


これらをふまえて、長期的な生存戦略を考えていくと、つまり、こういうことになる。

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