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心のガソリンタンクの話

どうして2日連続で松屋に来ているかというと、僕の心の中の、カレーライスのガソリンタンクが空っぽになったから。

ガソリンタンクには、定期的に燃料を入れないといけない。空っぽになったら動けなくなるからだ。
なので、またもや夜中にも関わらず、僕は心に「カレーライス🍛」という燃料を継ぎ足しにやってきた、と言えよう。

さて、今日は残っている仕事を片そうと、1人で職場に引きこもっていた。
それで、ふと開いたXで電撃ネットワークの南部さんが亡くなられたことを知り、思わず「えっ」と口にした。
その途端、本当に無意識に、僕はあの電撃ネットワークのお馴染みのBGMを口ずさみながら、例の腕の動きをやっていた。

ふと思った。
あ、僕の心の中には南部虎弾というガソリンタンクが、ちょっと小さいけれど、今もファンの人には本当に失礼だけど…。

ちゃんとあったんだな、と。

最近、本当に多くの著名な方の訃報が届く。
その度に辛いけど、でもそれとは別に、心の中の忘れていたガソリンタンクに燃料が流れこんで、僕に何かをさせようとする。歌ったり、踊ったり、古いMVや映画を探したり、と。
本当に失礼な話だけど、僕は少し、そのことが嬉しく思えた。心の中にたくさんの「与えられてきたもの」が、しっかり残っているという実感。
それは著名な方に限らない。身近な人のことを、ひょんなことから思い出して、時には誰かと話題にする。

別れても尚、繋いだ手は離れない。南部さん、ごめんね。それって幸せなことだと、今、そんな気持ちを噛みしめずにはいられない自分は、きっとまだもう少し、人と人の関わりに触れていたいんだろうな…。

南部虎弾さんと、数多のカルチャーに、心よりの感謝と哀悼の意を捧げます。
心よりご冥福をお祈りします。

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