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ワイ仏教徒、異教の地に足を入れる

今回は、Pepabo CS Advent Calendar 2021の12/25の記事として書いています。

スクリーンショット 2021-12-25 9.06.44

最後のトリになってしまった…

というよりも、クリスマスってキリスト教の文化なんですよね〜。
そこでクリスマス当日に仏教徒である私が記事を書くってなんかおもろいな〜と思ってふざけて入れてみましたw

最初は仕事や勉強したこと、今年の振り返りとか書こうと思ったんですよ?

でもですね。この記事を書いているのはクリスマスイヴの24日なのですが、まだ何を書くか決めてなかったのです。

なんの記事を描こうか迷ってます…

迷ってます…



(ピロン♪)



あ!Slack通知だ!なんだろ??








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毎年毎年この時期になるとパートナーの中から上記の質問が出るので、僕なりのその答えを書いてたらそれなりに記事になりそうだったので、書いていこうと思います。

特に『仏教徒がクリスマスお祝いしていいの??』って思われている方は特に参考に読んでいただけると面白いかもしれません。

クリスマスとは?


みなさんクリスマスってなんの日か知ってます?

え?チキンやケーキを食べてサンタさんからプレゼントもらう日??

半分当たっていますが、完全に間違いですね!
欲にまみれているのでだいぶハズレですね!

クリスマスはキリストの誕生日」だということを聞いたことがあるという方は、多いのではないでしょうか。

まぁ実際のところ、キリストの誕生日は聖書に残っていないので、正確な誕生日は不明らしいのですが、

正確にいうと
『キリストの誕生をお祝いする日』
だそうです。

ポイントは「誕生日」じゃなくて、「誕生をお祝いする日」と記載されているところですね!

キリスト教の信仰対象であるイエス・キリストの誕生を祝う日として、キリスト教徒に取っては重要なイベントの一つとなってますね。


なぜクリスマスが日本に??


諸説ありますが、日本でのクリスマスの始まりは、1552年ごろ。

現在の山口県にて信者を集めて、ミサが行なわれたことが始まりとされています。

ちなみに当時は『クリスマス』ではなく『ナタラ』とよんでいたそうです。

日本での始まりも最初は『キリスト教信者』としてのイベントとして始まりました。

1617年に当時の徳川幕府により、キリスト教禁止令が発令されて一時は途絶えてしまったのですが、1900年(明治33年)に進出した明治屋銀座店で、クリスマスの飾りつけを始めたのがきっかけで話題となり、クリスマスをイベントとした『クリスマス商戦』が始まり、クリスマスの認知度が上がっていきました。

その後、「昭和」が始まり、大正天皇祭として12月25日が、国民の休日に制定されたのですが…

…あれ??

…気づきました??

そうなんです!

大正天皇祭は12月25日であり、クリスマスと同じ日でもあるのです。

クリスマス当日が祝日になったことや、お店などの『クリスマス商戦』でクリスマスの習慣も普及していき、今や馴染みの『クリスマス』としてのイベントとなったそうです。


仏教でもクリスマスを祝っていいの??

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 ※一部個人の主観的な内容も含んでいるので参考程度に読んでいただきたいです。

この記事でみなさんが一番思っていることなのではないでしょうか??

そもそものところからお話ししていきますね!

仏教はもともと外国から入ってきた宗教です!(知らなかった人いる??)

仏教の伝播は西北インド(今はパキスタンあたりかな?)のガンダーラ地方が発祥とされており、そこから中国へ広まり、中国から日本に入ってきたとされています。

仏教が入ってくる以前は、日本はもともとたくさんの神様を信仰していた国でした。

仏教などの新たな信仰が入ってくる中で、外国の神様や文化に対してとても柔軟に受容し日本らしく変化してきました。

「仏教なのにクリスマスを祝うのはダメじゃないの??」って思う方もいると思いますが、日本の文化。異文化を広く受け入れる本来日本にあった姿勢が今に表れていると思うので、僕はダメではないと思っています。

現に今は信仰イベントというよりも季節イベント感が強いですよね。

また、仏教的な観点から見てみると、仏教には 『本地垂迹(ほんじすいじゃく)』 という考えがあります。

超簡単に説明すると『他の宗教の神々と仏教を融合させた日本オリジナルの宗教信仰法』です。

先ほども説明しましたが、日本はもともとたくさんの神様を信仰していた国でした。

その中で、仏教を日本に広めるため、こうした、他の宗教の神々と仏教を融合させ、日本独自の信仰法となったと考えられています。

このように、『日本がもともと持っていた柔軟さ』と『仏教の柔軟さと寛容さ』があるため、他の宗教のイベントでもクリスマスは幅広く広まっていったと思います。

また、これは私の考えではありますが、他宗教であっても、異教の偉大な人物のお祝いをするのは悪いとは思っていません。

逆に言えば、私たち仏教の開祖であるお釈迦様の誕生日を異教の方達がお祝いしてくれるのはすごく平和的で私たちにとっても嬉しいことだと思います。

なので『仏教徒だからクリスマスは祝ってはだめ!!』みたいな考え方の方が、仏教の教えに反している気がして私的には違和感を感じるところであります。


最後に


いかがでしたか?

仏教徒だからクリスマス祝っていいのかな?って思っている仏教徒のみなさん。

気にしなくていいのですよ。受け入れて喜ばしい日をお祝いをしましょう。

そして家族や大切なひとと笑顔で過ごせる日が一日でも多くあった方が豊かになると思いませんか??

そんな日が1日でも増えると私は嬉しいなと思っています。

Merry Christmas!!!!! 🎉

最後の最後に


最後とはなりますが、みなさんお釈迦様の誕生日を知っていますか??

なに?知らない???

え…?


まじ??


は??


そんなことある??


まさかね…


まじで知らないの??


ほんと??


ならば教えよう!!!



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↑知らなかった人はスマホの待ち受け画像にしときましょう!


4月8日はお釈迦様の誕生日であり、お寺では『花祭り(灌仏会)』と呼ばれ法要やお祝いがされています。

花祭り(灌仏会)ではお釈迦様に甘茶をかけたり、甘茶を飲んだりする風習があります。

お盆や年末にお墓参りに行かれる方もいらっしゃるとは思いますが、ぜひ4月8日もお寺に足を運んでいただき、ご先祖様やお釈迦様に手を合わせていただきたいです。

クリスマスもいいですが、少しでも仏教の行事も知っていただけると幸いです。



それでは!


ジャン!!!






ケン!









ぽん!!!!!✊



ふふふ…


(おわり)

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